第26号 2003年12月6日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● エコプラザさばえ(鯖江市環境情報学習センター)メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ <目次> ▽エコプラザ土曜塾第七回12/20 ▽イベント・12月14日(日)自然エネルギー・セミナー第三回(福井) ・12月20~21(土日)市民が進める温暖化防止2003(京都) ・1月10日~12日(土・祝月)環境教育・千刈ミーティング(兵庫) ▽「アウトプットするための学びを」 ▽「100万人のキャンドルナイト」in12/22 ■■エコプラザ土曜塾 第七回「クリスマスパーティー・自転車発電機」 土曜塾版クリスマスパーティーは、自分達で自転車こいで大きなクリスマスツリー の電飾を点灯します!その電気でクリスマスソングも演奏!?電気についてもっと良 く知るクイズや実験もお楽しみに!勿論ケーキもあるよ?。 日時:12月20日(土)13:45受付集合~17:00解散 場所:さばえNPOセンター 単発参加:500円 持ち物:各自でフォークとお皿 申込み:エコプラザさばえ事務局 吉年 ---------------------┤イベント情報├--------------------- ■自然エネルギー・セミナー第三回「太陽光利用」 身近に使える太陽光発電の実際、独立型で太陽光発電を利用する話の色々、燃料電 池の実演など。各自でニッカド電池ソーラー充電器の製作やペットポトルを使って燃 料電池の実験も予定しています。 日時:12月14日(日)13:30~16:30 会場:福井大学 地域共同研究センター3F研修室 講師:炭竈勇氏(ふくい市民共同発電所を作る会事務局長、福井床暖房代表) 西武百貨店を脱サラし、床暖房設備・太陽光発電設備の設計施工販売業を営む。現 在までに県内で160戸以上の建物に太陽光発電設備を設置。 参加費:300円 主催&問合せ:NPO法人エコプランふくい e-mail : ecoplanf@infoseek.jp tel.0776-30-0092 fax.0776-54-4095  共催:ふくい市民共同発電所をつくる会 後援:福井大学地域共同研究センター、ソーラーハウス研究会 ※参加される方は、出来れば280mlのペットポトル(蓋つき)とフイルムケース各1 個後持参ください(こちらでも多少用意いたします)。 ■市民が進める温暖化防止 2003・京都議定書応援・実践!!  http://www.jca.apc.org/kikonet/event/Dec%20symposium.htm ロシアの批准が遅れに遅れているため、京都議定書は未だに発効していません。今 、私たちが京都議定書を守り育てていかなければ、京都議定書は消滅してしまい、国 際的な枠組みがくずれてしまうだけでなく、国内対策も進まなくなってしまう でしょう。 地域での温暖化対策は、毎年広がりを持ちつつあります。地域の対策を行うことが 、京都議定書を応援し、実践することになります。このシンポジウムでは、国際的な 最新動向、温暖化防止に有効な炭素税、広がりつつある地域の温暖化対策等について 議論します。 日時:12月20日(土)~12月21日(日) 場所:ひと・まち交流館 京都 参加費(2日分):気候ネットワーク会員・学生1000円、一般1500円 <プログラム> ○12/20(土)午後 ・フロン分科会「いよいよ、こけら落とし!脱フロンへの道」 ・住宅・まちづくり分科会「建築・住宅からの温暖化防止」 12/20(土)夕刻 ・進行する日本温暖化分科会「進行する日本温暖化・人類や植物への影響」 ・ライフスタイル分科会「地球温暖化防止ライフスタイル・京のしまつに学ぶ」 ・地域温暖化防止分科会「脱温暖化型の地域を創る」 ○12/21(日)午前 ・東本願寺ツアー 阿弥陀堂、渉成園見学等「京都駅前再発見」 ・炭素税分科会「みんなで徹底討論 どんな炭素税がいいの?」 ・自然エネルギー分科会「自然エネルギー普及のために何をなすべきか」 12/21(日)午後 ・全体会【基調報告】「温暖化交渉の現状とこれから」 【パネルディスカッション】「近づく炭素税導入」 主催:特定非営利活動法人 気候ネットワーク 【京都事務所】〒604-8124 京都市中京区高倉通四条上る高倉ビル305 TEL.075-254-1011 FAX.075-254-1012  E-mail kikonet@jca.apc.org http://www.jca.apc.org/kikonet/ ■環境教育ネットワーク千刈ミーティング2004 「環境教育、ほんまにこれでええんかな??新たな10年に向けた『幕間』として」 環境教育の実践を通して、これまでに何が達成でき、何ができなかったのか。新た な課題として整理し把握しないといけないことは何なのか。そして、これから私たち は何を大切にしていくべきなのか。 今回の千刈ミーティングでは、「2泊3日、120人規模の1つのワークショップ」と いう壮大なチャレンジをします。名づけて「千刈コロシアム」。 このワークショップは、全体の討論の中での一人ひとりの発言や提案によって、ど んどん場が変化、変形していきます。グループに分かれて話し合ったり、なにか作業 したりすることになるかもしれない。個人でじっくり考える時間を持つことになるか もしれない。何が起こるかわからない実験の場です。 新たなものは混沌の中から生まれる...。未来を構築する場に、あなたもぜひご参加 ください。 日時:2004年1月10日(土) 14時~12日(月・祝) 14時 場所:関西学院千刈キャンプ(兵庫県三田市) 対象:環境及び教育に関心がある方、現在活動されている方 定員:100人 参加費:一般25,000円 学生23,000円 基調討論 「環境教育、ほんまにこれでええんかな? -環境教育のこれまで・これから-」 ゲスト:川嶋 直さん (財団法人キープ協会) 村上千里さん (「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議事務局) 高田 研さん (岐阜県立森林文化アカデミー) 主催:環境教育ネットワーク千刈ミーティング実行委員会 事務局 関西学院千刈キャンプ 千刈ミーティング事務局 e-mail sengari@kgo.kwansei.ac.jp TEL 079-563-5233(担当:岡まで) http://sengarimeeting.at.infoseek.co.jp/ ------------------------------------------------------ ■■「アウトプットするための学びを」 田中優(未来バンク事業組合理事長) 実は、人に伝えるためのものは、自分の視点ではなく表現する視点で作らなければ使 えないのです。これをどう伝えよう、どうしたら伝わるだろうかと。 同じことは「学び」にも言えることです。学んだことが人に伝えられないならば、そ れは学ばなかったことと大差ありません。学ぶということは、同じ量だけ外に伝える ことでなければならないと思うのです。インプットとアウトプットです。 そのアウトプットの手段は、執筆や講演に限られるものではありません。私は日本で 最も影響力のあるメディアはマンガだと思っています。ドラマでも映画でも、原作は マンガが非常に多いのです。しかもこのマンガが発達したのは世界の中でも日本だけ なのです。当分海外が追いつくことはないでしょう。 フィリピンで運動が始まるときは音楽から始まりますし、マレーシアでは劇に始まり ます。ピカソは反戦をモノクロの「ゲルニカ」という絵で表現しました。アウトプッ トの手段は限りなくあるのです。その中から自分にフィットしたアウトプットの仕方 をつかむことが、生きることを楽しくすると思うのです。 そのためには受身ではなく、能動的な学びに変えていく必要があります。結局人は表 現されたものによって判断されるのです。いい人でも悪い人でも、外に現されたもの がその人の評価になります。アウトプットを意識することが大切だと思います。 これを社会の中で表現することもできます。自然エネルギーやフェアトレードなどの 非営利・市民事業を興した人たちがそうです。その市民事業をサポートできる融資資 金をするのがこの未来バンクです。そのバンクも、次々と各地に作られようとしてい ます。私はここに期待を持つのです。 私たちが生活の一部を少しだけ変えたなら、社会に変化が生まれます。グリーンカー を各社が競って開発するのも、各社が省エネ性能を競うのも買う人がいるからです。 利益よりも社会還元が共感されるなら、企業はメセナを始めるでしょう。 私たちの生活の小さな変化が社会を動かします。その小さな違いを生み出すことで、 社会を改善したいのです。それを一生続けるつもりなら、それは楽しくなくてはなり ません。楽しくなければ続きません。楽しく生活を変えていける仕組みを作りましょ う。生活の小さな変化から、未来は変えることができるのです。 さて、あなたは何をアウトプットしますか? (出典:未来バンク事業組合ニュース 抜粋) http://www.jca.apc.org/npois/mirai/ ■■「100万人のキャンドルナイト」in12/22 http://www.candle-night.org/index.html 12月22日、冬至。夜8時から10時。電気を消して、スローな夜を。 半年前の夏至の夜、"2時間電気を消してスローな夜を"をテーマに行われた「100万 人のキャンドルナイト」。 環境NGOの呼びかけに、さまざまな分野のアーティスト、環境省や企業、自治体、全 国の公共施設が呼応して、大きなうねりに発展。全国で500万人(環境省の推定)が 参加し、東京タワーや全国のランドマークの照明も消える、夏の一大イベントとなり ました。 2003年の冬至の日、私たちはあらためて呼びかけたいと思います。キャンドルのあか りで子供に絵本を読んであげたり、恋人とゆっくり食事をしたり、電気はなくても豊 かな時間を、楽しみませんか?環境、エネルギー、平和、文明の未来について、いろ いろな想いを込めて、灯をともすのもいいでしょう。 2時間、電気を消すことで、ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を地球上 に広げていきませんか? <キャンドルナイトとは?> 「100万人のキャンドルナイト」は仕掛けられたイベントではありません。ただそ の2時間電気を消す、というコンセプトだけを共有し、あとはそれぞれが自由に好き なことをする、という企画です。 たとえば自分で好きなキャンドルを用意して家族や友達と過ごしたり、キャンドル ナイトのイベントをやっているカフェに行ったり。スローな時間の中で、様々な考え をもつ人が出会う共通のプラットフォームなのです。 一人ひとりの思いがキャンドルのリレーでつながって、新しい文化を創造する、参 加型の社会実験とも言えます。 一年の中でもっとも夜の長い冬至の日、12月22日。ふたたびスローな夜を過ごしま せんか。このホームページでは、みなさんの参加登録をお待ちしています。 ★お住まいの郵便番号とキャンドルナイトへのメッセージを入力してください。キャ ンドルナイトのホームページ上の日本地図「キャンドルスケープ」にあなたの灯がと もり、メッセージが掲示板に公開されます。 ★また、全国で行われるイベント情報を随時更新しています。お近くのイベントに足 を運んでみてください。 ★同時に、「こんなキャンドルナイトを企画しています」というのがありましたら、 ぜひこちらまで投稿してください。「イベント地図」上に告知させていただきます。 その他、キャンドルに関するさまざまな情報もお寄せいただけると幸いです。 冬至のキャンドルナイトのテーマは"多様な実験"。透明な寒空の下で繰り広げら れる、クリエイティブなキャンドルアートの祭典となればと願っています。ちなみに 、来年の夏至は「地球大の暗闇のウェーブ」が時差とともに回っていく"グローバル なキャンドルナイト"にしてゆくつもりです。 ------------------------------------------------------ □□ことばピックアップ:奥克彦(在イギリス日本大使館参事官) でも救いはあります。それは子供達の輝く目です。 イラクの子供達は皆パッチリとした目で生き生きしています。教室は狭く、長椅子 に6人、7人が詰めて座って授業を受けている有様です。これから盛夏に向かい、教室 内は60度近くに気温が上がることもあるそうです。勿論、扇風機すらありません。 それでも学校へやって来て、日本の支援に触れてくれれば、いつか大人になっても その記憶が心に蘇るのではないでしょうか。何時の時代にも何処でも、子供達の目は 純粋に好奇心を語ってくれます。 イラクの子供達のきらきらした目を見ていると、この国の将来はきっとうまく行く 、と思えてきます。 (「イラク便り」平成15年5月14日から) http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/staff/iraq/20030514.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人鯖江市民活動交流センター内 エコプラザさばえ実行委員会 〒916-0024 鯖江市長泉寺町1-9-20 (朝10時~夜10時、日曜朝10時~夜7時、月曜・祝祭日休館) Tel.0778-54-8434 Fax.0778-54-7058 E-mail info@sabae-npo.org Web  http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/ 【編集】林 暁、吉年純子、辻子裕二 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● エコプラザさばえメールニュース 第26号      2003年12月6日発行