第3号 2003年2月12日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● エコプラザさばえ(鯖江市環境情報学習センター)メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ <目次> ▽スタッフから一言  ▽タイム誌世論調査 ▽リッター元査察官会見 ▽イベント:冬のいろりばた、環境リーダー講座 ■■エコプラザSTAFF:委員長 谷田千津枝さん エコプラザさばえの代表(今年3月まで)をしています谷田千津枝といいます。特別「環境」に 詳しい人間ではありませんが、普通に家庭があって、子育てをし、仕事をしてきた一市民です。 皆さんと一緒に「環境」を学習していきたいと思っています 。簡単なことからはじめて、「気づき・学ぶ」ことの大切さをずっと継続し、伝えて いけたらと思っています。気軽にセンターに足を運んでください。そして、自由に語り、 何かを持って帰ってもらえたら大変うれしいです。 ■■タイム誌ヨーロッパ版のオンライン投票から 米軍によるイラク侵攻の懸念が高まる中、TIME誌が非公式で厳密性に欠けるとしながらも HP上で意見調査を行っています。下記はその項目と2月10日現在の結果です。クリックする だけで簡単に投票が行えます。あなたの意見を意思表示してみませんか? 「2003年の世界の平和に最大の脅威を与えているのはどの国でしょう?」 (投票数360,269人) http://www.time.com/time/europe/gdml/peace2003.html ・北朝鮮 7.2 % ・イラク 8.4 % ・米国  84.4 % 「なぜ米国はイラクを攻撃したがるのでしょうか?」(投票数15,864人) http://www.time.com/time/europe/forecast2003 ・サダム・フセインを武装解除するため 3.3 % ・イラクの体制変更に影響を与えるため 7.6 % ・イラクの石油を手に入れるため    83.9 % ・世界をより平和な場所にするため   5.1 % 「イラク攻撃には事前に何が必要でしょうか?」(投票数15,568人) http://www.time.com/time/europe/magazine/2003/0120/cover/ ・国連の新決議 10.3% ・イラクが大量破壊兵器を有する証明 22.8% ・アメリカと同調国の準備が出来しだい 9.8% ・必要ない。いかなる状況であってもイラクを攻撃するべきでない 38.2% 先週、日本政府は攻撃支持を表明しましたが、米国のイラク攻撃に反対する決議・意見書を 採択した国内の自治体(議会)は昨年末までに46にのぼり、11日発表共同通信の世論調査では78%の回答者がアメリカによるイラク攻撃に反対しています。仏紙調査では18歳以上の約1000人のうち77%が米のイラク戦争に反対。41カ国で3万人を対象に実施した調査では、スイス、ドイツ、ロシア、スペインなどで世論は反対多数である一方、米国では21%どまり(毎日新聞)。しかし、米国内でも強硬な武力行使に反対する地方議会での決議が、今月6日までに2州66の自治体と急速に広がっています。 重油の汚染や劣化ウラン弾による大量死を招いた湾岸戦争や、暴力による報復攻撃のアフガン 戦争をあげるまでもなく、戦争は最大の環境破壊であり、社会の持続可能性を著しく損なう ものです。 <参考サイト> 環境総合研究所 http://www.eri.co.jp/ 停戦委員会 http://www.geocities.com/ceasefire_anet/misc/iraq.htm ■■「日本が友人なら攻撃反対を」リッター元査察官が東大で会見 市民団体の招きで来日していた元国連大量破壊兵器査察官のスコット・リッター氏は、 6日東京大学駒場キャンパスで会見し、パウエル米国務長官が国連安保理に提出した「新証拠」 について「(イラク軍幹部による隠蔽工作とされた)盗聴記録も、いかようにも解釈できる 一部が示されただけで証拠にもならない。査察に疑いの目を向けさせるのが目的だったろうが、 大量破壊兵器の開発・保有を証明したものは何一つない」と批判した。 「私たちの査察団は、96年までにイラクの90?95%の大量破壊兵器を検証可能なかたちで破壊する ことができた。それには兵器工場や設備の100%が含まれる。不明なまま残ったものについて 確認するため、94?98年、イラク全土に査察・監視のための立ち入り査察を行ってイラクを包囲し、 厳しく調べたが、大量破壊兵器が残されているという証拠はなかった」 反米と非難されないか、との問いに「私は元海兵隊員。愛国者だからこそ、皆さんに米国の戦争に 反対を呼びかけている。日本政府は米国の戦争に賛成しているが、市民の多くは反対だ。皆さんが 米国の友人なら、友人の酔っぱらい運転に反対すべきだ」と話した。 また、「イラクだけを取り上げて大量破壊兵器の脅威を責め立てることは問題がある。大量破壊 兵器は、中東地域だけとってもイスラエル、イラン、シリア、サウジアラビアにあり、世界全体で たくさんある。軍備管理は普遍的な基準の下で行われるべきであって、イラクだけを論じるのは おかしい。イスラエル、イラン、北朝鮮、パキスタン、インドと他の地域へ飛び火し、世界全体を 不安定にする恐れがある」との見解を示した。 5日間の滞在中、講演などで広島、長崎に何度も触れたリッター氏は「核戦争の被害を知り尽くし、 戦争放棄の憲法をもった日本の市民こそが、戦争をテレビゲームみたいに考えている米国人に その実態を教えるために立ち上がってほしい。体制転覆が目的の違法な戦争に賛成すべきではない」 と呼びかけた。(朝日新聞ほか) <参考サイト> ワールドピースナウ http://www.worldpeacenow.jp/ ---------------------┤イベント情報├--------------------- ■ 冬のいろりばた(里の冬、手仕事体験) ?親から子へ、子から孫へとずっと伝えていきたい手づくりのあったかさ 日時:2月23日(日)10:00~15:00 会場:今立町八ツ杉森林学習センター   体験メニュー>木工、竹遊び、わら細工、手機織、押し花、石臼ひき 他 食メニュー>ふるまい鍋、つきたておもち、おそば、おにぎり、ピザ 他 *体験チケット、食券は当日受付でお求め下さい 定員:150名(事前申し込みが必要です) 今立町役場前よりバスがでます(無料) 問い合わせ及び申し込み先: 今立町八ツ杉森林学習センター tel.0778-42-3800 ■「環境リーダー養成講座?エコロジー・ドラマを作ろう!」 ?お互いから学びながら環境について「知り」「理解し」「伝えよう」? 今回の講座では、米国で永年使われてきた環境教育プログラムを体験し、環境問題に対する考え方を 学びながら、後半では環境問題をアピールする寸劇・紙芝居・絵本・スライドショーなどの環境教育 教材=「エコロジー・ドラマ」を作成します。参加者主体の楽しいワークショップです。身近な人たちと 手をつなぎ合わせ共に何かを作ることが出来たら..きっと素晴らしい街になると思いませんか? 第1回 2月25日(火)19:00~21:00 オリエンテーション、参加者間の交流 第2回 3月4日(火)19:00~21:00  環境教育プログラムを使っての体験学習 Part.1 第3回 3月11日(火)19:00~21:00 環境教育プログラムを使っての体験学習 Part.2 第4回 3月15日(土)13:00~17:00 アクティビティデザイン-グループで環境問題をアピールするドラマづくり 第5回 3月16日(日)9:30~16:00 エコロジー・ドラマの発表と全体のふりかえり 会場:アイアイ鯖江・健康福祉センター 定員:20人(先着順) 締切:2月21日(金) 申込・問合先:鯖江市環境課 tel.0778-53-2220 SC-Kankyo@city.sabae.fukui.jp ※日程等については、変更となる場合があります。 ※講座修了者には修了証書を授与いたします。 ※公共交通機関の利用や車の相乗りなどにより地球温暖化防止にご協力ください。 ------------------------------------------------------ □□ことばピックアップ: 宇宙飛行士ウィリアム・マックール/スペースシャトル「コロンビア」乗組員 おはよう。世界が国境線のない美しい世界であることを祈り、 人類が平和的で皆がひとつになって生きていきたい。 (帰還当日のモーニングコールから) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人鯖江市民活動交流センター内 エコプラザさばえ実行委員会 〒916-0024 鯖江市長泉寺町1-9-20 (朝10時~夜10時、日曜朝10時?夜7時、月曜・祝祭日休館) Tel.0778-54-8434 Fax.0778-54-7055 E-mail info@sabae-npo.org Web http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/ (↑メールアドレス・ホームページアドレスが新しくなりました↑) 【編集】林 暁、白井純子、辻子裕二 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● エコプラザさばえメールニュース 第3号      2003年2月12日発行