第38号    2004年8月5日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●   NPO法人エコプラザさばえ(鯖江市環境情報学習センター)メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★  <目次>  ▽お詫び  ▽エコプラザ事務局員交替  ▽緊急!美山町・農業ボランティア募集!  ▽河和田町・水害ボランティアセンター  ▽イベント・8月26日(木)第二回かんきょう市民大学(鯖江)        ・8月12日(日)〜11月「水辺の自然体験活動」(県内各地)        ・8月21日(土)「人と地球に優しい暮らし方」(今立)        ・8月21〜22日(土日)川に学ぶ体験活動全国大会(武生・南条)       ▽新潟・福島豪雨:フロン回収、手回らず 廃家電、そのまま処分  ▽Dr.コトー・環境情報シリーズ「京都議定書」 ■■メールニュース配信の皆様へ:お詫びとご報告  前号からおよそ一ヶ月半、長らく間があいてしまいました。実は6月下旬の「さば え環境フェア」のあと、エコプラザ事務局のパソコンが壊れ、ハードディスクの情報 がほとんど消去されるというトラブルに見舞われてしまいました。この修理に約三週 間ほどかかってしまい、ようやく復帰してメールニュース再開と思ったのもつかのま 、先だっての福井豪雨でさばえNPOセンターの機械室が被災して全館停電となってし まいました。  隣接する小学校の校庭に溜まった泥水が、シャッターを破り背の高さまで浸水した のですが、これは数日で復旧しました。しかしながら、編集担当の林が諸々の用事が 重なり、今週まで発行が遅くなってしまいました。このかんの遅延ならびにご心配等 をおかけしましたことをここにお詫び申し上げます。 ■■事務局員交替のお知らせ  7月1日より、専従事務局員の吉年純子の退職に伴い、公募・面接を経て新たに真田 俊子が着任致しました。新事務局員ともども、今後ともエコプラザさばえにご支援宜 しくお願いいたします。 <ごあいさつ> ◇勉強のつもりで環境情報学習センター策定員会に参加させて頂いてから約3年の間 、エコプラザさばえで活動をしてきました。エコプラザさばえに関わっていなければ 、体験できなかったことがたくさんありました。環境の分野だけでなく、法人格を取 得することになり、慣れない書類の作成をしたことは、とても勉強になりました。今 後もエコプラザさばえのスタッフとして関わっていけたらいいな、と思っています。 どうもお世話になり、ありがとうございました。(吉年純子) ◇エコプラザさばえとご縁が出来て、1ヶ月過ぎました。NPO活動も環境関係も全く素 人の私なので、エコプラザの皆様には既にご迷惑をかけてると思います。要領もよく なく不器用な私ですが、一生懸命にがんばりますので、どうぞよろしくお願いします 。(真田俊子) ■■緊急!美山町・農業ボランティア募集!  美山町の清水正一です。今回の水害復旧では、ボランティアの皆様にたいへんお世 話になりました。泥に埋まった住居がずんずん綺麗になってくると、そこに住む人た ちが、日々元気になってくることに感動しています。ほんとうにボランティアの皆さ んに「元気」をいただいています。  本日3日で、美山町水害ボランティアセンターの受付は終了しました。住宅中心の ボランティア活動は、とりあえず終了しましたが、しかし、地域の復旧作業は、まだ まだ、これからです。被災地で、今、求められているものは、人手では処理できない 土砂やゴミの山を整理する「重機ボランティア」です。重機を持っておられる方にお 願いしたい仕事は、山ほどあります。支援が可能な方は、ぜひご連絡ください。  そして、「人手」にお願いしなければならないのは、「農業ボランティア」です。 農家の多くは、住宅の復旧作業に追われ、田畑の修復に手が回っていません。田畑に 積もったゴミを取り除いたり、水路の清掃が必要です。流出して河原と化した田畑も 多くありますが、まだ見込みのある田畑は、なんとか復活させたいと考えています。  しかし、連日の復旧作業による疲れや、人員の不足により、「農業ボランティア」 として応援をしていただける方を募集いたします。参加可能な方はご連絡ください。 よろしくお願い申し上げます。 <活動内容> 田畑に流入したゴミ等の取り出し・水路の清掃等 <活動日>  8月7〜8日(土日)の2日間(どちらでも可能) <基本的な活動時間> 午前9時〜午後4時(ご都合に合わせます) <活動場所> 被災地・美山町西河原(にしこうばら)地区の田畑 <集合場所> 美山町西河原 「西河原地区ふれあい会館前」        (美山町役場から池田町方面へ5キロの地区) <交通手段> 自家用車で来てください(JR・路線バスは運休しています) <持参物> 長靴・弁当・水筒、軍手・マスク・道具(スコップ、くわ、等)       服装は、長袖・長ズボンのほうが良いと思います。 <お申込・問合せ>   美山町西河原地区、農業ボランティア案内所(清水正一)   TEL.07797-4-1120 または090-7083-8693   メールアドレス miyama@land.hokuriku.ne.jp ※今回の「農業ボランティア」の活動はJAとも連携。 ※美山町の水害情報は、下記のHPも参照。 http://www.hokuriku.ne.jp/miyama/ ■■河和田町・水害ボランティアセンター 6日まで  2日に河和田コミュニティセンターにて立ち上がったNPO主体の災害ボランティアセ ンターは、6日金曜をもって終了の運びとなります。このかん、NPO関係者のスタッフ をはじめ、一般ボランティアの皆さん多くの方には多大なるご協力をいただきました 。この場を借りて御礼を申し上げます。 ※鯖江市役所HPでの水害情報 http://www.city.sabae.fukui.jp/saigai/album.html ---------------------┤イベント情報├--------------------- ■平成16年度 第二回かんきょう市民大学   「農と食について考えてみよう」 私たちの生活から切っても切り離せない食生活問題。農と食について一緒に考えてみ ませんか? 日時:8月26日(木)19時30分〜 会場:アイアイ鯖江多目的ホール 講師:宮本敏男氏(鯖江市環境まちづくり委員会 農と食について考えるG長) 参加費:無料 定員:50名 申込み&問合せ: 鯖江市環境課 tel.0778-53-2220 fax.0778-51-8256                      e-mail : sc-kankyo@city.sabae.fukui.jp ※第一回は今回の福井豪雨のため中止になりました。 ※全5回シリーズ。どなたでもどうぞ。 ■「水辺の自然体験活動2」〜家の近くの観察ポイントへ出かけよう!  皆さんの家の近くの自然観察ポイントへ出かけて、野鳥や魚などを観察したり、カ ヌーや川遊びを体験し、自然と親しむ思い出を作ってみませんか。  「魚はどのあたりに棲んでいるの?」「虫の上手な捕まえ方教えて!」「カヌーに 乗ってみたい!」といった質問にお答えしたり、普段出来ない体験を、楽しい4人の 専門家たちといっしょに活動することが出来ます。  さぁ、みんなでいっしょに水辺の自然体験に出かけよう! ◇カヌーに挑戦!   カヌーの専門家/前田博司氏(福井県カヌー協会) 初心者の方大歓迎!一度トライすると、やみつきになっちゃう!みんなで、リバーツ ーリングに挑戦だ!!  体験コース/8月17日(火) 久々子湖(レークセンターor美浜駅に集合)  体験コース/8月28日(土) 九頭竜湖(和泉村下半原ふれあい湖畔:現地集合)  初級コース/9月18日(土) 北潟湖(北潟公民館orあわら湯の町駅に集合)  中級コース/10月2日(土) 北潟湖(北潟公民館orあわら湯の町駅に集合)  ツーリング/10月17日(日) 九頭竜川カヌーフェスタに出場!(予定) 集合時間:現地集合の人は>13時 駅集合の人は>12時50分まで 持ち物:濡れても良い服装(水着かトレパンがよい。Tシャツは着用)、着替え、     帽子、濡れても良い靴(スポーツサンダル可)、タオル、飲み物、     メガネの方は落下防止用留め具 ◇聞いたり、のぞいたり!?   野鳥の専門家/中林喜悦氏(日本野鳥の会) 気持ちよさそうに飛ぶ野鳥、そんな野鳥をちょこっとのぞいてみよう。街では聞けな い鳴き声が聞こえるよ。  10月3日(日)  宝慶寺周辺(大野市:宝慶寺いこいの森に集合)  10月24日(日) 三里浜周辺(福井市川尻:自然監察館前に集合)  11月7日(日)  三方湖周辺(三方町鳥浜:縄文博物館前に集合) 集合時間:8時 持ち物:軽い山登りができる服装と靴、双眼鏡(持っていれば)、着替え、     帽子、タオル、飲み物、筆記用具、その他 ◇昆虫つかまえるぞ!   動植物の専門家/高津琴博氏(田んぼの学校越前大野) 家の近くにも生きものがいっぱい!ジャブジャブ探してみよう!季節が変わると、生 きものも変わってくるぞ!  8月12日(木)、11月6日(土)鳴鹿大堰(松岡町:現地集合)  8月18日(水)勝原キャンプ場(大野市勝原:現地に集合)  8月25日(水)、10月23日(土)きのこの森河川公園(大飯町笹谷:現地集合)  8月28日(土)九頭竜湖(和泉村下半原ふれあい湖畔:現地集合)  9月25日(土)、11月13日(土)レインボーパーク南条(現地or南条駅集合)                     集合時間:現地集合の人は>13時 駅集合の人は>12時50分まで      ※ただし、8月28日(土)は10時集合。午後からはカヌーをします。 持ち物:濡れても良い服装、着替え、帽子、濡れても良い靴(スポーツサンダル可)     タオル、飲み物、その他 ◇「川ガキ」になれるかな?    川遊びの専門家/田中保士氏(日野川流域交流会) 昔の子どもは、もぐったり、飛び込んだり、川あそびが大得意!きれいな川で楽しい 遊びを見つけよう!  9月11日(土)リトリートたくら周辺(今庄古木:現地集合)                     集合時間:13時 持ち物:濡れても良い服装、着替え、帽子、濡れても良い靴(スポーツサンダル可)     タオル、飲み物、その他 参加要項:対象/小1〜高校3年生、自然活動に興味がある大人      (ただしカヌー体験は小3以上)      定員/20名(先着順)       参加費/無料      締切/各活動日前日まで お申し込み先:事務局/環境文化研究所 TEL&FAX 0778-25-6051 kenji@geology.co.jp http://www.fukui-river.jp/ ※全プログラムとも、日程や開催地が変更になることがあります。 ■講演会「人と地球に優しい暮らし方」  炭と塩で洗濯ができるってホント〜!?生理用の布ナプキンを自分で作れる!?  京都市で自然派美容室を経営し、地球環境に配慮した生活を実践している牧野裕子 さん。新聞でも度々取り上げられた、「楽して徳して得して楽しく」暮らすさまざま な工夫やアイデアいっぱいの、人と地球にやさしい暮らし方を紹介します。 http://www.geocities.co.jp/NatureLand/8894/ekoiro2.html 日時:8月21日(土) 午後7:00〜 場所:今立町生涯学習センター(tel.0778-42-1438 岡本小学校隣) 参加費:500円 問い合わせ:今立町青少年ホーム tel.0778-43-1290 http://www1.ttn.ne.jp/~sirohome/20040821.htm ■第4回「川に学ぶ」体験活動全国大会 in 日野川流域 『川人の共感』  感動する心を大切にし、川と遊び学ぶ楽しさを伝えます。川への理解を深め、川を 大切にする気持ちを育てます。ゆたかな人間性、心のかよった人と人のつながりを創 ります。 人と川が共存する文化・社会を創造します。川の力、活動にともなう危険 性を理解し、安全へ意識を高めます。  全国大会は、全国各地の川で活動するNPO法人や市民団体(123団体)によって構成 される、「川に学ぶ体験活動協議会(RAC)」の全国大会です。平成13年度より毎年開 催され、川に関わる活動団体の交流、情報交換、新たな体験活動の発見などの活動発 表が活発に行われたことで、川に学ぶ体験活動の意義を改めて確認してきました。  平成16年度の本大会は、これまでの運営スタイルであった「民間主導型」から、『 川の駅』で構成される日野川流域交流会が主導となる「流域主導型」で運営すること になりました。  本大会のテーマは「川人(かわど)の共感」とし、全国からの参加者が『川の駅』 の活動を実際に体験し、参加者自身が共通あるいは特質な課題を抽出、整理、提案す ることで、真に「川に学ぶ社会」の実現をめざす普遍的方向性を見つけだすこととし ています。 日時:8月21日(土)〜22日(日) 会場:日野川流域各地 ◇実践!『川の駅』分科会/A・B・C・D下記会場  21日(土)10:30〜18:00  大会参加費1,000円  10:00 各分科会会場に集合!受付開始       分科会A「郷土伝統のおもてなし」/上真柄ふれあい会館        分科会B「楽しい笑顔のおもてなし」/レインボーパーク南条       分科会C「文化遺産のおもてなし」/リトリートたくら       分科会D「スローウォッチングのおのてなし」/南越清掃組合  10:30 体験活動開始!  12:00 昼食(メニューはお楽しみ)  13:00 体験活動再開!  14:30 参加者みんなで意見交換会!  15:30 体験活動終了!     ↓  メーン会場(リトリートたくら)へ移動!(貸切バスも運行します)  16:30 各分科会ごとの意見発表会!  18:00 終了! ※当日、JR武生駅から各分科会会場へは貸切バスが運行いたします。受付は各分科会 で行いますので、行先会場などのお間違えのないようにご注意下さい。 ◇交流会『川人の夜祭り』 /リトリートたくら  21日(土)18:00〜20:00  会費3,000円(大会参加費とは別途必要)  猪鍋、地酒、名物たくら料理でおもてなし!古くから伝わる民俗踊り! 川人たち よ、味わい・踊ろう!『川人の夜祭り』終了後に、宿泊施設まで貸切バスが運行いた します。 ◇全体会『川人のチャレンジ』/リトリートたくら  22日(日)9:00〜12:00  9:00〜10:00 第1部 ポスターセッション   全国で実践活動している団体による発表!  10:00〜12:00 第2部 パネルディスカッション『川人の共感』   全国大会セレモニー。4人のパネラーと参加者の皆さんとが一緒に実践活動に   対する課題について共感しましょう!  12:00 閉会 ・プチイベント1「心プロジェクト」  あなたの手型を越前瓦を使ったタイルにしませんか?そのタイルを使って武生市の 施設に貼り付け手型広場を作ります。当日お申し込みいただき、手形を作成します。  参加費:1500円 (手型作成代、案内状送付代など)  申し込み:社団法人 武生青年会議所 事務局 http://www.takefu-jc.jp/ TEL.0778-23-0650 FAX.0778-23-3713 info@takefu-jc ・プチイベント2「アカタンに溶け込もう!」  ヒトがまだ眠りから覚めない頃、自然の中では様々な生き物が活動を始めています 。みなさんの五感をフルに使って、アカタンの自然に溶け込み、自然を感じてみませ んか?  日程:8月22日(日)6:30〜8:00   参加費:無料(自由参加)  主催:ふくい緑ネイチャーゲームの会  ※当日6:30までに「リトリートたくら」前に集合 ・プチイベント3「ライトトラップ」  夜な夜な田倉のライトに集まる虫たちをゲットします。ビール片手にどうぞ。  日時:8月21日(土)18:00〜20:00  参加費:無料  主催:NPO法人田んぼの学校 ※当日、JR武生駅付近とメーン会場間は貸切バスが運行いたします。 ※オプショナルツアー(22日 12:00〜)は福井豪雨に伴い中止になりました。 ※環境保護のため、公共交通機関をご利用下さい。 http://www.hokuriku.ne.jp/takefu/hino/racindex.html 主催:第4回「川に学ぶ」体験活動全国大会in日野川流域実行委員会 共催:日野川流域交流会、川に学ぶ体験活動協議会 事務局:日野川流域交流会(武生商工会議所内)TEL.0778-23-2020  FAX.0778-23-4234 申し込み締切り:8月5日まで ※この活動は、(財)河川環境管理財団の河川整備基金の助成を受けています。 ------------------------------------------------------ ■■新潟・福島豪雨:フロン回収、手回らず 廃家電、そのまま処分−−浸水被害  ◇生きなかった東海豪雨の教訓  新潟豪雨で浸水などの被害を受けた家庭から廃棄された家電製品が、オゾン層破壊 や地球温暖化の原因となるフロン類を回収しないまま処分されていることが、NGOの 調査で分かった。00年9月の東海豪雨では、廃棄された冷蔵庫などから大量のフロン が放出されたため、環境省は01年4月、都道府県などに大規模災害時のフロン回収・ 処理体制を整備するよう求める通知を出したが教訓は生かされなかった。NGO関係者 は「同じように水害が起きている福井県では、適正に処理してほしい」と訴えている 。【永山悦子】  各地の災害地を回りボランティア活動をしているNGO「オープンジャパン」(山田 和尚代表)によると、新潟県三条市などで、被災した家庭から廃棄された冷蔵庫やエ アコンが、信濃川河川敷の三条競馬場跡地に積み上げられ、パワーショベルなどでつ ぶされていたという。山田代表は「作業の一部始終を見ていたが、フロンは全く回収 されないまま、冷蔵庫は次々とつぶされ、エアコンはカッターのようなもので室外機 と切り離されていた。被災者は緊急事態であり、十分な対応はできない。行政が責任 を持って回収すべきだ」と指摘している。  山田代表らによると、東海豪雨では被災家庭から出された冷蔵庫やエアコンの約8 割がフロンを抜かずに処理されたという。新潟豪雨では約1万2500戸が床上浸水した とみられる。山田代表らはフロンや代替フロンが最大で計7トン以上放出された可能 性があると試算している。  NPO「ストップフロン全国連絡会」の西薗大実代表は「法に基づかない場当たり的 な対応では、今後の災害でもフロン類の大気放出が続く可能性が高い。回収、破壊義 務があるメーカーにも対応を求めたい」と話し、環境省に自治体やメーカーへの指導 を求める意見書を提出する予定だ。  一方、新潟県は「廃家電については、市町村が家電リサイクル法に従って適正に処 理していると聞いている。フロン回収破壊法の対象となる業務用のエアコンや冷凍冷 蔵庫については、これから関係業界に適正処理を要請する予定だ」と話している。ま た、環境省は「状況はよく把握していないが、新潟、福井両県にも適正な処理を求め ていきたい」としている。 ◇フロンとは  炭化水素の水素がフッ素や塩素に置き換わった物質の総称。毒性がなく化学変化し にくいため、冷蔵庫やエアコンの冷媒、精密機器の洗浄剤などに広く利用されてきた 。塩素を多く含むCFC(クロロフルオロカーボン)はオゾン層破壊に関与することが 分かり95年に生産が中止された。現在は塩素を含まない代替フロンが用いられている が、二酸化炭素の1万倍以上の温室効果を持つものもある。  環境省の集計では、03年度の全国のフロン類の回収量は約2431トンだった。  (毎日新聞 2004年7月23日 東京朝刊) http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/07/23/ 20040723ddm041040136000c.html ■■Dr.コトー・環境情報シリーズ    「京都議定書とは?」  地球温暖化(=気候変動)を防止するための国際条約です。1997年12月、京都にお いて採択されました。 <特徴> ・6種類の温室効果ガスの排出削減目標について定めた国際条約である。 ・温室効果ガスの中で最も重要なのは二酸化炭素である。 ・京都議定書は、まだ発効していない(効力を持っていない)。  地球温暖化に寄与するような物質のことを、一般的に温室効果ガスと呼びますが、 京都議定書によって削減することが決まった物質は、次の6種類です。 ・二酸化炭素 ・メタン ・一酸化窒素、 ・ハイドロフルオロカーボン ・パーフルオロカーボン ・六フッ化硫黄  最も有名なものは 二酸化炭素 でしょうが、二酸化炭素が持つ温室効果の強さ自体 は、6つのうちでは最低です。しかし量が圧倒的に多いので問題となっています。  京都議定書において定められている目標というのは、これらの温室効果ガスの排出 量を、2008年〜2012年の間に、1990年の水準から先進国全体で少なくとも5%削減す ることです。そして、各先進国に関して、別々の排出削減目標が課されることになり ました。 <京都議定書での国別温室効果ガス削減目標> ・EC15カ国(現EU) -8% ・アメリカ合衆国 -7% ・日本  カナダ  -6%  日本は「-6%」となっています。 これは、1990年の排出量の水準から、2008年〜 2012年の間に、6%排出量を削減するという意味です。そして、これらはあくまで「 排出量」の削減であって、「その国にある温室効果ガス全体の量」の削減ではないと いうことです。これは、森林吸収源を差し引くからです。  この議定書が採択された当時、地球温暖化に関する最新の科学的知見として知られ ていたのは、気候変動に関する政府間パネル評価報告書でした。  それによれば、 「炭素循環モデルによれば、二酸化炭素濃度を現在のレベルで安定化するためには、 その排出をただちに50〜70%削減し、さらに削減を強化していく必要がある」    ただちに「50〜70%」の削減が必要であるという文に着目すれば、京都議定書に おける「目標」が随分と小さく見えるでしょう。しかし、これは逆に言えば、二酸化 炭素(や他の温室効果ガス)の排出を減らすことが、 いかに政治的・経済的に難し いかを物語るものです。京都議定書が採択された国際会議では、当初、条約の採択自 体を危ぶむ声があったほどです。そして、アメリカ・ブッシュ大統領の「不支持」宣 言に見られるように、採択の後もすったもんだは続いています。 (by 硬派な整形外科医) ------------------------------------------------------ □□ことばピックアップ:前田仁美(学習塾経営)  町の女性達が、コミュニティ-センターに来て、  「近所の人に会うとかける言葉もなくて、顔を上げて町を歩かれないわ」  「一番にここの仕事を思いつかないといけないのに、家のことばっかりしていて   遅くなってゴメン」  など話していて、家も大変なのに、町のために働く人もいました。  人間は、自然を超えられませんが、町を復興するのは、人間の力ですね。  (河和田地区で水害ボランティアに参加して) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人エコプラザさばえ 鯖江市民活動交流センター内      〒916-0024 鯖江市長泉寺町1-9-20       (朝10時〜夜10時、日曜朝10時〜夜7時、月曜・祝祭日休館)     Tel.0778-54-8434 Fax.0778-54-7058     E-mail info@sabae-npo.org     Web  http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/ 【編集】林 暁、吉年純子、真田俊子、辻子裕二 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●  エコプラザさばえメールニュース 第38号      2004年8月5日発行