第44号    2004年11月25日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●   NPO法人エコプラザさばえ(鯖江市環境情報学習センター)メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★  <目次>  ▽環境教育カリキュラム研修ワークショップ開催速報! 12/13   ▽「河和田のオシドリ」NHK総合オンエア 12/20に延期  ▽新潟県中越地震災害義援金の募金について  ▽イベント・11月27日(土)『ガイア・シンフォニー第5番』上映会(敦賀)       ・12月4日(土)NPOマネジメント講座(福井)       ・12月4日(土)映画上映「アイ・ラヴ・ピース」 (鯖江)       ・12月5日(日)探鳥会〜足羽川のカモ類と河川敷の鳥(福井)       ・12月5日(日)ドキュメンタリー「風といのちの詩」上映会(武生)       ・12月12日(日)「これからの太陽光発電を考えよう」交流会(福井)  ▽無買デー2004/11/27 ■■「環境教育カリキュラムワークショップ」(仮)  “環境学習の組み立て方やその考え方”について、現場で役立つお話しと学習企画 案づくりを行います。学習プログラムの立案で日頃お困りの方にはオススメの内容で す。環境学習に関わりのある保育や学校関係者の方、また一般の方で学校や地域で活 動されている方、どなたでもご参加いただけます。 日時:12月13日(月)夜7時〜9時半 会場:鯖江市役所4F会議室 講師:滋賀大学環境教育湖沼実習センター助教授 市川智史氏 参加費:無料  定員:30名 主催:エコプラザさばえ、環境教育カリキュラムづくり実行委員会 問い合わせ:エコプラザさばえ事務局 真田       Tel.0778-54-8434 Fax.0778-54-7058       E-mail ecoplaza@sabae-npo.org ■■NHK『地球ふしぎ大自然』「河和田のオシドリ」オンエア延期  前号でお知らせした放送日が下記に延びました。オシドリの住みかを特定するよう な「河和田川」などの地名は公開されぬよう配慮される模様です。これからも、オシ ドリたちが快適に暮らせますよう、そっと見守りましょう。 ◇「河和田のオシドリたちの生態」(仮題) 12月20日(月)20:00〜20:45 NHK総合『地球ふしぎ大自然』  〜ハイビジョンで撮影・カメラマンは佐久間文男氏〜 ■■新潟県中越地震災害義援金の募金について  10月23日に発生した新潟県中越地震は同県中越地域に甚大な被害をもたらしました 。同地では今なお余震が続く中、不自由な避難所生活をしている人は1万人を超えて おりますが、間もなく雪の季節を迎え、生活再建のための長期的な対策、息の長い支 援が求められています。  現地では、寒気が強まる中、連日、県内外の多数のボランティアが救援に当たって いますが、このような状況の下で、今後これらの活動を支える資金の確保がさらに必 要になるものと思われます。  振り返りますと、ついこの間のことになりますが、本年7月、鯖江市東部も未曾有 の豪雨災害に見舞われ、市内外から多くのボランティアの方々が救援に駆けつけて下 さいました。  当センターでは市災害対策本部の要請により災害ボランティアの方々をサポートす る業務を担うこととなり、会員各位や関係諸団体の皆様の熱心なご協力を得て支援活 動に当たることができました。  私たちは当時の活動の中でボランティアサポート業務の多様さと大切さを改めて気 づかされましたが、このたびの新潟地震災害におきましても、救援ボランティア活動 が長期化する中、それらをサポートする業務とそれを支える資金の確保が喫緊の課題 になっているものと予想されます。  当センターではこのような認識の下、このたび「新潟県災害救援ボランティア基金 」の募金活動に協力するため、センター会員ならびに幹事・加盟団体の皆様に対し別 紙要綱により募金の呼びかけをさせていただくことになりました。  年末が近くなり何かとご多用の中大変恐縮に存じますが、皆様には何とぞこの趣旨 にご理解、ご賛同を賜わりますようよろしくお願い申し上げます。   平成16 年11月18日(特)鯖江市民活動交流センター ・募金期間:平成16年11月18日(木)〜平成16年12月17日(金) ・センター事務局に直接持参または送金 ・送金は、募集期間終了後、センターにおいて義援金をとりまとめ応募団体、  個人御芳名一覧表を添付し、下記あて送金する。 ・送金先:新潟県中越地震ボランティア活動基金      第四銀行白山支店 普通預金1587567 http://www.sabae-npo.org/center/saigai-volunteer/niigatajishin/index.htm ---------------------┤イベント情報├--------------------- ■地球交響曲『ガイア・シンフォニー第5番』上映会  〜全ての存在はつながっている〜  母なる星地球は、それ自体が一つの巨大な生命体としての仕組みをもっています。 21世紀の初頭に生きる私たちは人類は、母なるガイアが35億年かけて用意した慈しみ の苦しみ、まさに陣痛の最中にあるのかもしれません。 日時:11月27日(土) 開場14:00 上映14:30〜17:00 場所:敦賀短期大学 111番教室 入場料:無料 (整理券が必要) ・出演者/石垣昭子、アーヴィン・ラズロー、ラッセル・シュワイカート、      ナンシー・シュワイカート、14世ダライ・ラマ法王、      ジェームズ・ラブロック、ジェーン・グドール、      名嘉睦捻、佐藤初女、大野明子、故野澤重雄、      故ジャック・マイヨール、故星野道夫 ・監督/龍村仁 主催:つるが環境みらいネットワーク・敦賀市 上映担当:サンダンス・プロジェクト 問合せ:敦賀市環境課(TEL.0770-22-8121) ※この上映会は、つるが環境みらいネットワークと敦賀市が主催する「風と緑のフォ ーラム/未来をになう人たちへ」(27〜28日開催)の中で実施されます。 ■NPOマネジメント講座「NPO運営と理事会の役割」  NPO法人だけでなく、市民団体・ボランティア団体・公益法人等、団体の継続的発 展的運営や理事会(役員会)の責任など団体の目的を達成させていくマネジメントに ついてグループワークを交えて学びます。 日時:12月4日(土)10:00〜17:00 会場:福井県教育センター(NHK前) 301号室 講師:川北秀人氏(人と組織と地球のための国際研究所代表) 参加費:無料  定員:30名(先着順に受講票を郵送) ※お昼の弁当(600円)を手配します。ご希望の方は申し込み下さい。 主催:福井県  企画・運営:エコプランふくい  協力:NPO法人コラボNPOふくい 申込先:〒910-0004 福井市宝永3-3-1 エコプランふくい     TEL.0776-30-0092 FAX.0776-21-1261 E-mail npo@ecoplanf.com ■映画上映「アイ・ラヴ・ピース」 〜少女に笑顔を、大地に緑を、風に愛を〜  「戦争しか知らないアフガニスタンの子供たちのために私にもできることがある. .」地雷で右足を失ったアフィファさんと、聴覚障害者で俳優の忍足亜希子さんが演 ずる平和への想い。日本映画として初めてアフガニスタンロケを敢行。 日時:12月4日(土)13:30〜15:30 会場:鯖江市健康福祉センター・アイアイ鯖江 入場料:無料 主催:鯖江市福祉の地域づくり推進協議会 問い合わせ:鯖江市福祉課 TEL.0778-53-2217 ■映像と音楽で綴るドキュメンタリー映画「風といのちの詩」上映会  〜私は思うのです。自然はもの言わぬ教師であると〜 文部科学省選定作品 ・第一章 野生の動植物の世界〜あふれんばかりの美しい自然! ・第二章 それぞれの誕生〜生き物たちの神秘的ないのちの誕生! ・第三章 死、自然の驚異〜自然の厳しさ の中でも動物はたくましい! ・第四章 祝祭、実り〜収穫の喜びとともに! 日時:12月5日(日)昼の部1:30開演(3:30頃終了)            夜の部6:30開演(8:30頃終了) 会場:武生高校あおい講堂 入場料:前売り大人1000円、高校生以下 500円(昼夜共通、当日各200円増) 主催:NPO法人 土といのちの会 問合せ先:TEL.0778-23-0426(大瀧) http://kaze.on.arena.ne.jp ■探鳥会〜足羽川のカモ類と河川敷の鳥  足羽川稲津橋で足羽川のカモ類と河川敷の鳥を観察する探鳥会を行います。7月の 豪雨で足羽川の河川環境が大きく変わりました。冬鳥としてやってくるカモ類とか河 川敷の野鳥に変化があるのか観察します。また、豪雨で大きく変わった足羽川の環境 も見てください。 日時:12月5日(日)9:00〜11:00 集合:福井市稲津町JAカントリー駐車場(少雨決行) 問合せ先:TEL.0776-36-4779(日本野鳥の会福井県支部 柳町) ■「これからの太陽光発電を考えよう」交流会  太陽光発電の交流会を開催します。今回は、太陽光発電設置者の連絡会づくりに向 けたものとして、設置者の方々中心に設置時の問題点(雪のことなど)や今後の維持 管理、また、今後の太陽光発電についての情報などの交流を行います。 日時:12月12日(日)13:30〜16:00 会場:福井大学 アカデミーホール <パネルディスカッション>  ・コーディネーター/藤永延代氏(大阪市民ネットワーク代表)  ・パネラー/山本 勇氏(福井大学工学部教授)        梅原均氏(太陽光発電メーカー販売担当)        幸風直樹氏(福井県太陽光発電等補助事業担当)        吉川守秋氏(太陽光発電設置者) <個人相談会>  パネルディスカッション終了後、太陽光発電の設置に関する「なんでも個人相談会 」をもちます。相談希望の方は、事前に連絡下さい。 定員:150名   参加費:500円(資料代) 主催:NPO法人エコプランふくい、ふくい市民共同発電所を作る会 後援:福井大学地域環境研究教育センター、福井県、各市町村 申込先:〒910-0004 福井市宝永3-3-1 エコプランふくい     TEL.0776-30-0092 FAX.0776-21-1261 E-mail npo@ecoplanf.com ※今回は参加できないが、情報が必要な方はその旨ご連絡下さい。簡単な資料や今後 の案内をお送りします。 ------------------------------------------------------ ■■2004無買デー in JAPAN 11/27 (土)  Buy Nothing Day(無買デー)は1年に1 日だけ、何も(本当に必要なもの以外は) 買わずに過ごしてみようという日です。1992年にカナダの芸術家、テッド・デイヴと 彼の友人たちが考え出したものです。アドバスターズという国際的雑誌が無買デーを 広め、推進し、2003年は62カ国100万人以上の人々がこの運動に参加しました。日本 では1999年より11月最後の土曜日(買い物客が非常に多い週末) に開催され、昨年 は約5000名の個人が参加。今年は1万人が参加すると予想しています。  かつて日本には「もったいない」という言葉がありました。お金を使うときは本当 に必要なモノだけを買っていたのです。いま、本当に必要なモノは、身の回りにほと んどそろっていますよね? それでも僕たちは、どうして次から次へと色々なモノを 買い込んでしまうのでしょうか?まるで何かに突き動かされるように。あたかも心の 底から欲しいと思っていたかのように。  無買日(Buy Nothing Day)は1年に1 日だけ、「余計なモノを買わない日」です。 そして「消費」について考えてみる日です。僕たちのサイフとココロ、そして地球環 境に優しい日です。お金で買えないモノを取り戻してみませんか?11月27日は、お買 い物以外の何か楽しいことをして一日を過ごしてみませんか? <これまでの主なイベント> ・クレジットカードをハサミで切るサービス ・ストリートシアター ・No Shop店(何も売らない店)の出店 ・禅タクロースのパフォーマンス(サンタクロースの扮装をして、繁華街で瞑想) ・ロゴなし(NO LOGO)パレード ・自転車による散策 ・ポスターを張る大会 ・太鼓パレード ・物々交換マーケット ・消費勉強会 ・フリーコンサート ・「非」CMの制作と放映 ・買い物をする代わりに友人や家族とその日を楽しむ 等 <詳しい情報と連絡先> http://www.bndjapan.org Gabi Hadl(アドバスターズ/無買デージャパン・ネットワーカー) gabi(at)bndjapan.org TEL/FAX:(075)495-4948 柳堀聡子(無買デージャパンPR担当) unagihori(at)ybb.ne.jp 中村恭子(ナマケモノ倶楽部・無買デーPR担当) kiyouko(at)mbh.nifty.com TEL/FAX:(03)3638-0534 <Q&A> ◇無買デーって何?  要は自分たちで作り上げていくものです。祝日として、持続可能なライフスタイル を祝ってストリートパーティーを開いてもいいし、「死ぬまで買い物漬け」の毎日か ら離れて少し休んでもいいし、ただの休日にしてもいいし、何かイベントを企画した り組織したりするのもアリです。 ◇何が目的なの?  少し立ち止まって、次のようなことを考えて欲しいと思います。私たちが何をどれ だけ買うと、地球環境や健康や幸福、あるいは発展途上国に一体どういう影響を与え ているか、ということです。世界的なイベントである無買デーに参加することで、新 しい種類のライフスタイルや文化、世の中を変える方法を示すことができます。  例えば次のようなものです。カネを稼いでカネを使うだけではない、1人の人間と しての生活のあり方。多様性があり、色々な考え方に対して「開かれている」市民文 化。大企業のマーケティング・メッセージとは無縁のもの。平和と公平性を基盤とし た国際政治と、環境への負荷などを代価に真に反映させた経済..。 ◇一日買わないだけで何かが変わるの?  はい、変わります。試してみてください。分かります。 ◇経済への悪影響は?  多くの先進国では、週に1日(例えば日曜など)どの店も「何も売らない日」があ ります。統計的に、日曜に店を開けるなどして営業時間を長くしても、国家全体の「 売上げ」は上昇しないことが分かっています。しかも営業時間の延長は、体力的に不 利な中小小売事業者が大手企業にやられてしまうだけなのです。だから、無買デーは 経済全体には悪影響を与えません。ただ大手企業を有利に立たせないだけです。  無買デーを契機に多くの人々が、特定の企業(特に多国籍企業)をボイコットしよ うと呼びかけています。不正な労働条件や、環境保護・動物保護に対する悪影響、戦 争で利益を得たり政治に干渉したりといった事実を理由に、一年を通してその企業の 製品を買わないように訴えています。その一方で、エコビジネスやフェアトレード等 の、社会的利益に叶ったビジネスや政策への支援を表明する人々などがいます。 ◇消費ってそんなに悪いコトなの?  物やサービスを買うこと自体が悪いのではありません。問題は何を買い、どれだけ 買うか、ということです。経済的に豊かな国(世界の人口のわずか20%)が地球の自 然資源の86%を消費し、環境破壊のほとんどをもたらしています。  大量生産のために使われる原材料や生産方法は、有害廃棄物や野生動物の住む環境 破壊、エネルギーの無駄遣いといった悪影響を及ぼします。国から国への製品輸送も 、環境汚染につながります(そういった輸送は不必要なことが多く、多くの製品は現 地や近くの地域で生産できます)。  我々の「需要」が、他の国々の戦争や政情不安を引き起こすこともあります。例え ばアメリカが石油の利権のために戦争を行った(そして日本もそれを支持した)こと は周知の事実です。  しかし、まだあまり知られていない話もあります。例えばタンタルという物質は、 携帯電話やゲームボーイ、ノートブックパソコンに必要不可欠な物質ですが、その鉱 石は主にコンゴ共和国で採掘されています。現地語でコルタンと呼ばれるこの鉱石の 利権について、国連は、「第一次世界大戦以来最も大きな人権侵害」(つまりコンゴ で1997年より続いている内戦)の一因だと報告しています。 ◇じゃあ、買わずに済ますには何をすればいいの?  まず、ソレが本当に必要かどうか考えてみてください。どうしても必要だと思った ら、再利用やリサイクル、改造、自作、共同利用(例えばクルマ、コンピューター、 庭道具など)、物々交換などを試してみてください。地域通貨を利用したり、ゴミ収 集場を物色したりするのもよいでしょう。無買デー精神のBBSで、色々なアイデアや 役に立つアドバイスをシェアしましょう。 ◇誰が無買デーを主催しているの?  イベントはしたい人が自由に企画します。従って、一つひとつの場所でそれぞれイ ベントは違います。あなた次第です。現在のところ日本では、小規模企業の経営者や 学生、デザイナー、教師、普通に働いている人々、父親、母親、市民グループ(環境 、平和、労働関連)といった人たちがイベントや活動を行っています。 ------------------------------------------------------ □□ことばピックアップ:ダグラス・ラミス(沖縄在住 元大学教員)  機械や技術、エンターテイメントに頼らずに快楽を感じる能力、楽しくする能  力が、社会としてあるいは一人ひとりの個人も鈍くなってきているように思う。  消費による快楽主義でなく、本来の快楽主義。われわれ人間の快楽、楽しさ、  幸福、幸せを感じる能力、それらを発展させるのです。    (「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか」平凡社 から) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人エコプラザさばえ 鯖江市民活動交流センター内      〒916-0024 鯖江市長泉寺町1-9-20       (朝10時〜夜10時、日曜朝10時〜夜7時、月曜・祝祭日休館)     Tel.0778-54-8434 Fax.0778-54-7058     E-mail ecoplaza@sabae-npo.org     Web  http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/ 【編集】林 暁、真田俊子、辻子裕二 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●  エコプラザさばえメールニュース 第44号      2004年11月25日発行