第60号   2005年11月25日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●           NPO法人エコプラザさばえ メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★  <目次>  ▽イベント・11月25〜27日(金〜日)遊作の里 全国サミット(旧今立)       ・11月25〜27日(金〜日)環境教育ミーティング中部(岐阜)       ・11月26日(土)さばえ自主制作映画祭(鯖江)  ▽アスベストとは? ---------------------┤イベント情報├--------------------- ■遊作の里 全国サミット  11月25日〜27日までの間、「遊作の里、全国サミット」を開催することになり ました。このサミットの趣旨は、私たち今立古民家・匠・ロングステイプロジェ クト(遊作塾) の1年間に及ぶ活動を振り返りつつ、今後の活動を、プロジェクト のキーワードである「遊作」を軸にして考えてみようというものです。  遊作塾の実行委員、匠たち、日本各地で地域おこしにかかわる人々、研究者を 交えて創造的な3日間を予定しています。壇上に上る人たちだけではなく、会場 の参加者との意見交換、情報交換。参加者が自分で和紙を漉いてオリジナル作品を 作り、遊作度を高める遊作大賞コンテストもプログラムに盛り込まれています。  さらにアフリカン・ミュージシャンらを招いた「遊作ライブ」など楽しさ満載 の企画でお待ちしております。 期間:11月25日(金)〜27日(日) 場所:越前市・越前市生涯学習センター今立分館、いまだて芸術館、    八ッ杉森林学習センター ほか 参加費:3日間通し/8,000円(ライブは除く)     ワークショップ/4,000円     遊作ライブ/1,999円     各シンポジウム、基調講演/無料 <内容> ◇11月25日(金)『遊作の里の可能性―21世紀の田舎学の構築を目指して』  18:30-19:20/基調講演「環境の世紀、遊作という希望」           杉村和彦氏(福井県立大学教授)  19:20-21:00/シンポジウム「遊作の里―21世紀の田舎学の構築を目指して」           杉村和彦(福井県立大教授)、池上甲一(近畿大学教授)、           田中秀幸(八ッ杉森林学習センターマネージャー)、           増田頼保(今立 古民家・匠・ロングステイプロジェクト 代表)   会場:越前市別印町 八ッ杉森林学習センター ◇11月26日(土) 『“遊作”を古民家に盛る―古民家再生プロジェクトの希望』  9:30-12:00/基調講演対談「古民家という宇宙」          辻守(TMプロジェクト代表、ミュージシャン)、          中西昭雄(中西木材株式会社代表取締役)       /シンポジウム 『遊作を古民家に盛る』          望月陽子(大分県グリーンツーリズム研究会事務局長)、          佐野充照(京都・西陣町屋倶楽部)、          田中優(東京・未来バンク事業組合理事長)、          佐野和彦(福井・池田町ファームハウスコムニタ)、          堀田幸雄・恵美子(福井・農家民泊の実践農家)、          辻守(TMプロジェクト代表、ミュージシャン)、          中西昭雄(中西木材株式会社代表取締役)   会場:越前市定友町 越前市生涯学習センター今立分館  13:30-17:00/ワークショップ        「和紙と石と木を使ってオリジナル作品を作ろう!」          参加者全員が、自分で漉いた和紙を使った自由な創作。          2日連続企画、優秀作品には遊作大賞等を授与します。   会場:越前市新在家 パピルス館  18:30〜22:00/コンサート『アフリカン遊作ライブ』    〜音楽を通して人と人がつながる素晴らしさを人々の心に〜   ・JB.オルガ&JIMMYあわたべバンド+新保拓之(ギター)+    保志明夫(民族楽器)   ・ベクムジ ジョセフ ンコシグループ(南アフリカ共和国)   ・愛と平和の舞YOSAKOIの源流〜ヨサコイ須賀連(高知の本場から)   ・浄土真宗僧侶ら   会場:越前市粟田部町 いまだて芸術館 ◇11月27日(土)『匠と遊ぶ、匠も遊ぶ―遊作の世界像』  10:00-10:30/基調講演『遊ぶとは何か』 嶋田義仁(遊び研究者、名古屋大学教授)  10:30-12:00/シンポジウム『匠と遊ぶ、匠も遊ぶ―遊作の世界像』         嶋田義仁(名古屋大学教授)、 松田凡(京都文京大学助教授)、         松井郁夫(松井郁夫建築設計事務所代表取締役)、         辻守(TMプロジェクト代表、ミュージシャン)、         岩野市兵衛(人間国宝・越前生漉奉書紙)、         織田清(おだ住建主宰)、直井光男(大工棟梁)、         宇城輝人(福井県立大学講師)   会場:福井県越前市定友町 越前市生涯学習センター今立分館  13:30-17:00/ワークショップ        「 和紙と石と木を使ってオリジナル作品を作ろう!」   会場:越前市 越前市生涯学習センター今立分館、パピルス館 主催:今立古民家・匠・ロングステイプロジェクト実行委員会 共催:NPO法人森のエネルギーフォーラム お問合せ:今立・古民家・匠・ロングステイプロジェクト 増田頼保      TEL.0778-43-0717/090-1394-9964 FAX.0778-43-0717      E-Mail info@yousaku.jp      NPO法人森のエネルギーフォーラム TEL.0778-42-3611 「遊作塾」 http://www.yousaku.jp/ NPO法人「森のエネルギーフォーラム」 http://laputa.fpu.ac.jp/mori ■環境教育ミーティング中部 in 白川郷  通称「中部ミーティング」と呼ばれ、例年秋に2泊3日の日程で開催。今年は世 界遺産である白川郷に、この四月開校したばかりのトヨタ白川郷自然學校での開 催です。その内容は、環境教育に取り組む人々や興味のある人々の「出会いとつな がりの場」として、環境教育プログラムを実施、体験したり、環境教育への取り組 み事例の報告をします。  また、一般の方々にも広く門戸を開いた公開プログラムも行われ、こちらは無 料にてどなたでも参加できます。ご興味のある方は是非この機会に豊かな自然に 囲まれたトヨタ白川郷自然學校にお越し下さい。 日程:11月25日(金)〜27日(日) 場所:トヨタ白川郷自然學校 募集人数:100名 参加費:学生19,800、一般23,800円(いずれも2泊3日6食付き)     一部参加 12,800円(1泊2日3食付き) <開催スケジュール(予定) > ◇11月25日(金)  15:00 受付  16:00 開会式  16:30 オープニングコンサート(民族楽器アーティスト・ロビンロイド氏)  17:30 夕食・入浴  20:00 中部食紀行(交流会)/プログラム紹介 ◇11月26日(土)  7:00 朝食  8:30 自然學校長挨拶  9:00 分科会プログラム  11:30 昼食  13:30 分科会プログラム  17:00 夕食・入浴  20:30 広域連携を考える ◇11月27日(日)  7:00 朝食  9:00 愛・地球博インタープリター事例報告会  10:30 講演会(石弘之氏)  12:00 昼食      全体会  14:00 解散 【オープニングコンサート/ロビンロイド】  幼い頃より音楽に興味を持ち、様々な国に住み学び、旅をする。管・弦・打の 楽器を駆使し、アジア、アフリカ、西洋の楽器を統合して作曲を行う。アフリカ ・インド・ラテンのパーカッション、カリブ海のスティールドラム、アジアの笛 などを使って多様なミュージシャンとも共演し、TV・ラジオへの出演、レコー ディングやコンサートを行う。 【講演会/石弘之氏     (北海道大学公共政策大学院教授・環境問題専門国際ジャーナリスト)】  朝日新聞記者、東京大学大学院教授等を経て、環境問題等でグローバルに活躍 されている石弘之氏を招き、講演会を行います。石氏はこの前日にも、国際会議 である「環日本海環境協力会議」に出席されており、今回の中部ミーティングの 重要なテーマの一つでもある広域連携にも関連して、これまでの豊富な経験から より広義的な視点の環境、そして連携への提言をしてくださいます。 【公開プログラム】  トヨタ自然学校のプログラムや初歩的な体験プログラム等幅広く御用意してい ます。 【環境教育事例報告会】  愛・地球博のインタープリターからみた万博。そこで行われたことや伝えられ ていたことは?環境教育にとって、万博が果たした役割とは?現場の万博インタ ープリターによる生きた報告会です。 【分科会】 ・IBAってナンだろう?/手嶋洋子(日本野鳥の会)   〜白山の鳥に注目してみると〜 ・市民と企業をつなぐ環境教育/八尾哲史(岐阜県立森林文化アカデミー)   〜リスク・コミュニケーションを題材に、考えよう〜 ・田んぼ ことはじめ/坂本均(GNOM(ノーム)自然環境教育事務所)   〜「田んぼ」と「あぜ道」からの暮らしの環境教育発信〜 ・山小屋の道しるべ/やち(北アルプス常念小屋)   〜大自然のど真ん中に立つ山小屋は、どこへ向かおうとしているのか?〜 ・秋の夜長にショートショート/加藤春喜(トヨタ自然學校)   〜中部ミーティングのCMをつくろう!〜 ・早朝プログラム/三輪拓也(いしかわインタープリターの会)   〜白山麓から考える 海・森・人〜 お問合せ:トヨタ白川郷自然學校(〒501-5620岐阜県大野郡白川村馬狩223)      Tel.05769-6-1185 Fax.05769-6-1287        E-mail:mail@f-ess.com (担当 日置) http://www.toyota.eco-inst.jp ■「J Cinema Festival」さばえ自主制作映画祭  〜僕らの「夢」が観れる場所〜 日時:11月26日(土)開場12時半 開演午後1時 終了5時予定 会場:サンドーム福井 管理会議棟 2F 小ホール <出品学校及び団体>  啓新高校、仁愛女子高校、武生工業高校、武生東高校、丹南高校  福井商業高校、藤島高校、北陸高校、福井工業高等専門学校、  仁愛大学、福井大学、福井工業大学  鯖江市国際交流協会、(社)鯖江青年会議所、鯖江青年会議所OB  福井県眼鏡工業組合青年部、鯖江商工会議所青年部、DEGIKEN  鯖江ローターアクトクラブ、(特)エコプラザさばえ、みらい塾  どっと混む福井、鯖江市PTA連合会 特別審査員:田中光敏監督(映画「化粧師」「精霊流し」など) 入場料:無料 お問合せ:(社)鯖江青年会議所       JCF実行委員長 堀江tel.090-8701-8206 ------------------------------------------------------ ■■ 「アスベストとは?」  アスベスト(石綿)は、天然の繊維性鉱物の総称で、青石綿、茶石綿、白石綿 などがあります。マッサージに使うタルクという粉もアスベストの仲間です。ア スベスト製品を見ると、繊維らしきものが直径0.5ミリ長さ1ミリ前後の細かい 繊維として眼に見える状態があります。しかしこれは何千本の繊維がよりあわさ って一本に見えるにすぎません。実際の一本の繊維は非常に細いのです。私が小 さい頃、今立の田舎ですが、祖父母が豆炭あんかを使ってました。そこにはアス ベストが使われていたのを鮮やかに思い出します。  加工しやすく、吸音や吸着性、引っ張りに強い、断熱性、耐火性、電気絶縁性 、耐腐食性といった長所と共に、目に見えないサイズで容易に飛散し、肺に吸入 されても石綿繊維は分解されずに、肺のリンパ球系の細胞が死滅するという短所 もあります。 アスベストに関する規制の動きですが、  1975年、アスベストの鉄骨への吹付け使用を禁止。  1995年 汚染度の高い青石綿、茶石綿が輸入、生産、使用禁止。  2003年 全面禁止。  アスベストによる健康障害では、悪性中皮腫が最も有名ですが、肺癌、アスベ スト肺、胸水、胸膜肥厚などもあります。 これらの病気の特徴は、初めてアス ベストを吸入してから、平均40年前後の潜伏期がある事です。アスベストを吸入 してから20-30年間は症状が全くでないのです。この時期にアスベストを吸入し たからといって、検査を行っても所見がありません。仕事で20‐40代でアスベス トを初めて曝露された方の多くが、60才までの在職中に所見が少なく、それ以降 に発病する理由は、この潜伏期のためです。  最近になりアスベストの被害が報告され始めましたが、これは一定の潜伏期間 を過ぎたからです。現在アスベストの新規使用は禁止されていますが、被害者は これから増加し始めます。そしてこれを止める事はできないのです。学校でアス ベストの露出が発見されて生徒の検診を行っても所見が出ないのは当然です。  アスベストが禁止された時も、それで問題は片付いたというふうに行政は処理 しました。しかし臭いものに蓋をしただけであって、有識者からは今回のアスベ ストによる健康被害発生は当時から予測されていました。行政の失策は、担当者 が変わればそれで終わりですから、いつも誰も責任をとりません。未確認伝聞情 報ですが、福井市内の大手ショッピングセンターが現在改装中ですが、たっぷりと アスベストが使われてたのを除去したそうです。(硬派な少林寺拳士) ------------------------------------------------------ □□ことばピックアップ:水谷修(元横浜総合高校教諭)  私は子どもから種を見つけるのが仕事なんだと思っています。 私はよく問うんです「褒めた数とけなした数、今までどちらが多いですか?」 と。  子どもたちは褒めることで自信をもつし、目を輝かせて学ぼうとするんです。  ところが幼稚園から小中高と行くにしたがって子どもの笑顔が減り、  目が死んでいくのが日本の教育現場じゃないですか?  子どもたちと向き合い、その子の持っている良いところや価値に気づかせ、  責任ある生き方をするよう導いて欲しいと切に思います。  (「夜回り先生」サンクチアリ出版より) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人エコプラザさばえ      〒916-0024 鯖江市長泉寺町1-9-20 鯖江市民活動交流センター内     (センター開館:火曜〜日曜 朝10時〜夜10時、休館:月曜・祝祭日)     Tel.0778-54-8434(火曜〜金曜 10:00〜) Fax.0778-54-7058     E-mail ecoplaza@sabae-npo.org     Web  http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/ 【編集】林 暁、真田俊子、辻子裕二 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●  エコプラザさばえメールニュース 第60号      2005年11月25日発行