第68号      2006年9月15日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●          NPO法人エコプラザさばえ メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ <目次> ▽巻頭のことば   ・世界でいちばん美しい姿(書籍紹介) ▽エコプラザ情報   ・第4回土曜塾 10/14,15 ▽エコネットさばえイベント情報   ・第7回環境体験学習「スローフード アイスクリーム作り」 9/16   ・第8回環境体験学習 〜環境紙芝居〜 9/30   ・第9回環境体験学習「裂き布で作る〜もめんのぞうり〜」 10/7   ・第10回環境体験学習講座 〜着物リフォーム〜 10/21 ▽イベント情報   ・エネルギー教育に関する講座1(福井市) 9/16   ・ゴスペルクワイアークイーン(坂井市) 9/17   ・食育講演会「しあわせは口福から」(越前市)9/29   ・稲刈り交流会開催 〜初心者大歓迎!!〜(旧今立) 9/16 ▽エッセイ   ・食育を考えるシリーズ「福井の食文化」   ・第3回土曜塾の補足「DIGって何?」 □−−−−−−−−−−−−−┤巻頭のことば├−−−−−−−−−−−−−□ ■世界でいちばん美しい姿(書籍紹介) 貧しいお母さんは毎日、市場で肉まんを売っていました。 美術学校に通う娘のために、一日も休まず・・・ ある日、娘が学校から帰る時間になっても雨が降りやむ気配がありません。 お母さんは、急いでカサを持って学校に走りました。 あまり急いでいたため、古びたぞうり、貧しい格好、汚れたエプロン姿のままで した。授業の終わるのを待っていましたが、時々窓からのぞく娘は、みっともな い母の姿を恥ずかしがっているみたいでした。お母さんは肩を落として、一人で 帰っていきました。 一月後、娘は「お母さん、学校で展覧会があるの。 私の絵も展示されてるから見に来てね」と言いました。 でもお母さんは娘が恥ずかしい思いをするだろうと思い、行かないことにしまし た。しかし当日になって、時間ぎりぎりに誰もいなくなった教室に入り、娘の絵 をさがしました。一つの絵が目に飛び込んできました。 母の目にみるみる涙が溢れてきました。 その絵には、「世界でいちばん美しい姿」と書いてありました。 雨の中、汚れたエプロン、カサを持ってたたずんでいる 自分の姿でした。 いつのまにか娘が寄り添っていました。 世界でいちばん幸せな姿でした。 これは、以下の本に出ていた話(実話)です。 世界でいちばん大切な思い                    企画:パク・インシク  文・構成:イ・ミエ 訳:笛木優子    東洋経済出版社 1260円(税込み)  涙が溢れました。 こういう素敵なお話(実話)がたくさん載っています。(理事長 石本) □−−−−−−−−−−−−−┤エコプラザ情報├−−−−−−−−−−−−□ ■第4回土曜塾『自然のなかで遊ぼう〜大地の恵みを感じとろう!〜』  森や土と「食」のつながりを学ぶ2日間です。 講師・畠山重篤氏は気仙沼でもともと牡蠣の養殖をされていた漁師で美味しい牡 蠣を育てることと森の木々の連鎖に気づき、植樹を唱えた第1人者です。 ◇10月14日(土)  10:00 受付開始 (エコネット集合)  10:15 スタッフ紹介 畑へ徒歩で移動(中河エコプラザファーム)  10:30 イモほり開始  12:00 昼食  13:00 河和田へ移動  13:30 植樹・炭焼き体験  16:30 夕食のためのそば打ち体験  18:00 夕食  19:00 入浴  20:30 夜学「森は海の恋人(仮題)」講師・畠山重篤氏  22:00 就寝(古民家に民泊) ◇10月15日(日)   7:00 起床   7:30 朝食        8:30 そうじ   9:00 焼きイモ準備 ネイチャーゲーム(河和田探検)          12:00 昼食  13:30 エコネット帰着 ふりかえり 次回のお知らせ  14:00 解散  ※天候、その他の条件により、内容が変更になることがあります。 〜持ち物〜 筆記用具  1日めの弁当(昼食) 長靴 雨具(カッパと傘など) 軍手 イ ショクゴテ 水筒 お皿(大・小) お茶椀 箸 コップ 着替え パジャマ (体操服可) 入浴用具 洗面用具 タオル(バスタオル1枚・タオル数枚)  保険証のコピー 常備薬(ある場合) スーパーの袋数枚(イモや着替えを入れ る) 帽子 サブバック(リュックなど) バンダナ 古新聞(1日ぶん)      *持ち物には必ず記名してください。 *どちらか1日のみの参加も可能ですので、申し込み時その旨お知らせください。 *今回のみの参加者も受け付けております。(対象小4〜中2年生)  その場合の参加費は2000円です。 主 催:(特)エコプラザさばえ 後 援:鯖江市・鯖江市教育委員会・鯖江市PTA連合会     (特)さばえNPOサポート・鯖江市壮年グループ連絡協議会 協 力:鯖江市環境教育支援センター(エコネットさばえ)     (特)かわだ夢グリーン・福井県フォレストサポーターの会 *お問い合わせ・お申し込み・・・エコプラザ事務局まで □−−−−−−−−┤エコネットさばえイベント情報├−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━★ ┃■第7回環境体験学習  スローフード アイスクリーム作り アイスは卵、生クリームから作ります。冷やす時は冷蔵庫を使わずみんなのエネ ルギーで冷やすよ。 日 時:9月16日(土)13:30〜15:30 講 師:小嶋 恵子 氏(パセリ工房) 場 所:エコネットさばえ2階体験学習室 対 象:小学生以上 参加費:無料   定 員:20名(先着順) 持ち物:タオル、アイスを食べる器(プリンカップ、スプーン) ┏━━━━━━━━★ ┃■第8回環境体験学習  〜環境紙芝居〜  環境童話に耳をかたむけ、自然を大切にする心を養いましょう。 日 時:9月30日(土) 13:30〜15:30 講 師:瀧谷 えみ子 氏(NPO法人エコプラザさばえ) 場 所:エコネットさばえ1階会議室 対 象:幼児〜小学生 参加料:無料 定 員:30人  ※ 昔ながらのおやつをご用意しております。  ┏━━━━━━━━★ ┃■第9回環境体験学習  裂き布で作る〜もめんのぞうり〜 眠っている布、着物、洋服に再び役に立ってもらう講座です。 履き心地の良いぞうりを作りましょう。 日 時:10月7日(土)13:30〜15:30 場 所:エコネットさばえ2階体験学習室 対 象:どなたでも  参加費:無料   定 員:20名(申込制・先着順) 持ち物:はさみ、もめんの布    (各自手持ちの布をほどいて持ってきてください。不要になったゆかた等) ┏━━━━━━━━★ ┃■第10回環境体験学習講座  〜着物リフォーム〜 皆さんのお宅に一度も着ないでたんすに眠っている着物はありませんか! 2枚に切って洋服感覚で着れる二部式着物を作りませんか!! 日 時:10月21日(土)13:30〜17:00 場 所:エコネットさばえ2階体験学習室 対 象:成人 参加費:無料 定 員:20名(申込制・先着順) 持ち物:ウールの着物、糸、はさみ、こしひも1本     携帯ミシンのある方は持ってきてください。 以上、問合せ&申込み:環境教育支援センター(エコネットさばえ)            TEL.0778-52-0050 FAX.0778- 52-0909            E-mail sc-econet@city.sabae.fukui.jp  □−−−−−−−−−−−−−−┤イベント情報├−−−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━★ ┃■「エネルギー教育に関する講座1」  市民参加による温暖化防止と再生可能である自然エネルギーの普及について 自然エネルギーの市民参加による普及の取り組み、普及による社会基盤の改革に ついて、ドイツ、デンマーク、インドなど国内外で調査されている和田武教授に、 「市民参加による温暖化防止」「再生可能な自然エネルギーの普及」などを講演 していただきます。 日時:9月16日(土)13:30〜16:00 会場:国際交流会館  講演:「温暖化防止と自然エネルギーの普及〜市民の役割を考える」     講師:立命館大学 和田武教授 終了後、手作りソーラークッカーの工作(15:30〜16:00) 参加費:無料 ※ソーラークッカーの工作は事前申込が必要です。また、500mlアルミ缶と2リッ ターペットボトルをお持ち下さい。 申込先:エコプランふくい(tel.0776-30-0092 fax.0776-21-1261) ┏━━━━━━━━★ ┃■「ゴスペルクワイアークイーン」 日時:9月17日(日) ※3連休の中日 場所:みくに文化未来館(坂井市三国町神明1-4-20 п@0776-82-7200) 開場:18:00 開演:18:30 入場は無料(ただし,チケットが必ず必要です。) ゴスペルクワイアークイーン http://www.geocities.jp/gospel_choir_queen/index.html ┏━━━━━━━━★ ┃■食育講演会「しあわせは口福から」開催 日時:9月29日(金)18:00〜20:00 会場:越前市福祉健康センター 4階 多目的ホール   内容:講演会    講師 砂田登志子 氏(内閣府「食育推進会議」専門委員)  入場料:無料 問合せ:(特活)子どもセンターピノキオ TEL 0778‐23‐8211 ┏━━━━━━━━★ ┃■稲刈り交流会開催 〜初心者大歓迎!!〜 日時:9月16日(土)13:00〜(雨天/17日(日)10:00〜)     会場:今立勤労青少年ホーム横の田んぼ 内容:旧今立町の有機農業研究会の田んぼで稲刈りを開催 参加費:1組1、000円(新米2sのお土産付) 問合せ:(特活)土といのちの会 TEL&FAX 0778-21-2118  □−−−−−−−−−−−−−−┤エ ッ セ イ├−−−−−−−−−−−□ ■食育を考えるシリーズ「福井の食文化」 ◇へしこと言えば福井県特産“鯖の糠漬け”のことですが、                  本当に福井独特の食文化なのでしょうか? へしこの語源ですが、木桶の糠(ぬか)床に“押し込む”というのを方言で“へ し込む”と言うのだそうですが、それがなまって“へしこ”になったと言う説が あります。また魚を塩漬けにすると数日以内に水が上がってきます(塩汁)。こ れをヒシオ(干潮)というのですが、これがなまってヘシコになったという説も あります。このヒシオを熟成させますと、秋田の“しょっつる”、能登の“いし る”です。越前町では“ととだし(魚出汁)”と呼んでいるようです。外国では ニョクマムやナムプラーと呼ばれる魚で作った醤油(魚醤)です。 魚の糠漬けは古くから行われており、鎌倉時代にはあったそうです。ナスの糠漬 けの時間がたったものを古漬けと呼びますから、これは魚の古漬けですね。しか しこの魚の糠漬けが福井独特のはずがありません。実際北海道ではサンマ、ニシ ン、ブリなど色々なものが使われています。能登半島ではフグもありますし、通 常は毒で食べられないフグの卵巣もあります。但し糠漬けは漬物ですから発酵食 品とも考えられます。したがって気温が高い地域ではあまり作られていないよう です。中でも鯖を使ったものは若狭地方を中心とした、丹後半島から福井県にか けての食文化のようです。 以前“焼き鯖”(浜焼き鯖)の時にも書きましたが、昔から若狭地方は鯖の獲れ る地域でした。小浜周辺を起点として京都まで鯖街道があります。京都までは約 18里でしたのでそのままの生の鯖では持ちませんから、焼いて運んだ鯖が浜焼き 鯖でした。同じような発想ですが、この鯖を保存食として糠に漬け込んだものが へしこです。これで保存性は抜群に良くなり年中安定供給できます。大消費地京 都を控えている若狭地方で鯖が沢山とれたこと、京都までは距離があったので何 らかの保存方法を考える必要があったことなどによって、歴史的地理的要素を背 景とした若狭地方独特の食文化となったのです。もっとも最近は大西洋鯖(ノル ウェー鯖)を使っているようです。脂が乗っているので国産よりも美味しいと言 う人も多いようです。 色々な食べ方があるようですが私はヨーロッパのアンチョビと同じだと思ってい ます。アンチョビはいわしの塩漬け発酵食品です。ですから同じように料理しま す。へしこパスタ、へしこピザ、へしこサラダなどです。他にもアンチョビと同 じ色んな食べ方ができると思います。傑作ができましたら是非教えてください。 このメールニュースで紹介させていただきます。(硬派な調理師) ■第3回土曜塾『環境マップをつくろう!〜補足』 第3回土曜塾の一部で「環境マップづくり」を行いましたが,ここで少し補足。 ◇DIGって? DIG(ディグ)は、災害(Disaster)のD、想像力(Imagination)のI、ゲーム (Game)のGの頭文字を取って名付けられた、誰でも企画・運営できる、参加型で 簡単な災害図上訓練ノウハウの名前です。digは「掘る」という意味の英語の動 詞ですが、転じて「探求する」「理解する」といった意味もあり、このことから、 「災害を理解する」「まちを探求する」「防災意識を掘り起こす」という意味も 込められています。→ http://www.e-dig.net/020101.html DIGでは,自然条件や都市の状況,資産等を踏まえた上で「防災」について 考えますが,結果として,足元の環境を見つめ直し,住みやすい=環境豊かな コミュニティーの創造に繋げることができます。 最近,「マップコンテスト」なども開かれるほど,この地図づくりは盛んに行 われています。皆さんも機会があれば,地図づくりを体験してみてください。 まずは,避難地図づくりから。(辻子) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人エコプラザさばえ      〒916-0033 鯖江市中野町73-11     鯖江市環境教育支援センター(エコネットさばえ)内     (休館:毎週水曜、国民の祝日、年末年始 夜間10時まで)     TEL&FAX.0778-54-8434 E-mail ecoplaza@sabae-npo.org     Web  http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/     ※事務局開局曜日(イベント、会議時のぞく)      月・火・木・金:9:00〜16:00 土:12:00〜16:00 【制作】エコプラザ広報部 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●