第69号      2006年10月15日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●          NPO法人エコプラザさばえ メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ <目次> ▽巻頭のことば   ・アマゾン、インディオからの伝言 ▽エコプラザ情報   ・第2回エコプラザサロン「スローな音楽会」 10/27   ・平成18年度 臨時総会 10/27   ・第5回土曜塾「秋の風景&スポレク」 11/4 ▽エコネットさばえイベント情報   ・かんきょう市民大学講座(第2回) 10/28   ・ディスカバーさばえinなかがわ 11/5   ・かんきょう市民大学講座(第3回) 11/19   ・第11回環境体験学習 11/11,25 ▽イベント情報   ・団塊の世代とNPOとのお見合い見本市 10/22, 11/11   ・日本まんなか共和国男女共同参画フォーラム2006福井 10/28   ・第四回「“立待月”観月の夕べ」 11/3 ▽エッセイ   ・「バイオ燃料とは」 □−−−−−−−−−−−−−┤巻頭のことば├−−−−−−−−−−−−−□ ■アマゾン、インディオからの伝言 熱帯森林保護団体代表の南研子さんという方がおられます。 南さんの1冊目の著書に、「アマゾン、インディオからの伝言」というのがあり ます。 その本の中で、アマゾンの熱帯林がどんどん焼かれて大豆畑や牧場になり、 大豆や牛肉が日本に輸出されていることが書かれていましたが、最近では、アマ ゾンの森をサトウキビ畑に変える動きが広がっているそうです。 これは、石油の代替燃料としてサトウキビを燃料とするエタノールに日本を始め とする先進国が目をつけたものだそうです。 このことは、来月、ほんの木から発刊となる南さんの2冊目の著書「アマゾン、森 の精霊からの声」で紹介されているようですので、是非、ご覧になってみてくださ い。 石油の代わりにサトウキビ燃料を、というところまではわかりますが、なぜそこか ら「アマゾンの森をサトウキビ畑に」という発想になるのでしょう。 エネルギー消費を減らすことなく、石油の代わりにエタノールを消費していったら、 あっという間にアマゾンの熱帯林はなくなってしまいます。 よく似た話で、マレーシアやインドネシアでは森林を伐採して、油ヤシの農園に変 えられヤシ油が生産され輸出されているということもよく知られています。 健康志向が高まる中で、体によい植物油ということで人気を集め、水質汚染の元凶 とされた石油系の合成洗剤に代わる植物油石鹸の原料としても多く使われ、広がっ ていったわけです。 私たちが、環境にいいと思っている使っている商品が、新たな環境破壊につながって いることをよく知っておく必要があると思います。結局は消費を減らすしかないとい うことなのでしょう。(理事長 石本) □−−−−−−−−−−−−−┤エコプラザ情報├−−−−−−−−−−−−□ ■第2回エコプラザサロン「スローな音楽会」    〜自然が創出した音楽・体と心に優しい音楽〜 日 時:10月27日(金)19:00〜20:15 場 所:NPOセンター 交流サロン 会 費:無料 (ドリンク1杯100円〜)*ハーブティーなど有 出 演:保志 明夫 氏 (民族楽器演奏家) ゲスト:八田 克彦 氏・山本 寛治 氏     ◇エコプラザサロンとは?  皆が気軽に参加できて、参加した後に「何か始めよう」と  思ってもらえる、学びと体験の場です。 <演奏内容>  原始的な楽器の持つ自然の音の響きを体験してください。  アボリジニ(オーストラリアの原住民)の楽器ほか、世界各国の  民族楽器が登場します。  主催:NPO法人エコプラザさばえ TEL.0778-54-8434 ■平成18年度 臨時総会 今回の臨時総会は、第2回エコプラザサロン終了後に開催します。 ご多忙とは存じますが、会員の皆様方のご出席をお願い申し上げます。 日  時:10月27日(金)20:30〜21:30 場  所:NPOセンター 地下会議室(中会議室) 議  事:議案第1号 事業計画変更(案)について      議案第2号 事業会計収支補正予算(案)について      議案第3号 その他 報告事項:指定管理者制度について      その他 ■第5回土曜塾「秋の風景&スポレク」  食欲の秋とスポーツの秋を一度に満喫しちゃいましょう! 日 時:11月4日(土)9:00〜15:30 場 所:うるしの里会館 及び 片上小学校 タイムスケジュール:  9:00 集合(うるしの里会館)  9:20 きのこ観察と野鳥の話(福井県野鳥の会会長 ほか)  12:00 昼食 〜きのこ食べ放題試食会〜  13:00 スポレク(片上小学校体育館)  15:00 ふりかえり 次回のお知らせ  15:30 解散(片上小学校) 持ち物:筆記用具 水筒 タオル 内ズック 雨具 はし おわん     おにぎり(きのこ料理がふるまわれます) ●1回のみの参加費は500円です。(対象:小4〜中2年生) お問合せ・お申し込み:NPO法人エコプラザさばえ  □−−−−−−−−┤エコネットさばえイベント情報├−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━★ ┃■かんきょう市民大学講座(第2回)  「スローライフ、スロータウン。〜おけら牧場のおけら生活〜」 約40年前に神奈川県から三国町に移り住み、開拓農業に従事しながら循環型社会 の実践活動を行なっている山崎氏に、スローライフの秘訣をお訊きします。 日 時:10月28日(土)13:30〜15:00 講 師:山崎 一之 氏 (おけら牧場・ラーバンの森) 場 所:エコネットさばえ1階会議室 参加費:無料   ┏━━━━━━━━★ ┃■ディスカバーさばえinなかがわ  中河地区で、みどり豊かな風景や環境に配慮した施設などの環境資源を探索 します。発見したものは、環境マップ(電子地図)としてまとめる予定です。 中河地区を一緒に、探索してくださる方を募集します。 日 時:11月5日(日)9:00〜16:00 場 所:中河地区(エコネットさばえ集合) 対 象:小学生以上ならどなたでも(小学4年生以下は保護者同伴) 参加料:無料 定 員:30人 準備物:お弁当・水筒・雨具・タオル・筆記用具等   ┏━━━━━━━━★ ┃■かんきょう市民大学講座(第3回)  〜自然のパワーで心も身体もリラックス!〜  「樹木や花に囲まれるとリラックスできる」  「ハーブの香りをかぐとすっきりする」 そんな経験をしたことはありませんか? 今回は、みどりと健康に関する講座です。 日 時:11月19日(日))13:30〜15:30 講 師:長谷川 智子 氏 (福井大学医学部看護学科 助教授) 場 所:鯖江市嚮陽会館2階・中会議室 参加費:無料   *セミナー内で西山公園の散策を予定していますので、歩きやすい軽装で  ご参加ください。 ┏━━━━━━━━★ ┃■第11回環境体験学習  〜牛乳パックのはがき作り〜 牛乳パックを使って紙をすき、はがきを作ります。 身近な材料で紙にリサイクル。 1回目は 〜紙すき〜はがき作り〜 2回目は 〜すてきな絵を描きます〜 日 時:1回目 11月11日(土)13:30〜15:30     2回目 11月25日(土)13:30〜15:30 講 師:1回目 瀧谷 えみ子 氏     2回目 山崎 さおり 氏 場 所:エコネットさばえ2階体験学習室 対 象:小学生以上  参加費:無料   定 員:20名(申込制・先着順) 準備物:牛乳パック2枚(きれいに洗って、切り開いたもの) 以上、問合せ&申込み:環境教育支援センター(エコネットさばえ)            TEL.0778-52-0050 FAX.0778- 52-0909            E-mail sc-econet@city.sabae.fukui.jp  □−−−−−−−−−−−−−−┤イベント情報├−−−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━★ ┃■「団塊の世代とNPOとのお見合い見本市」 日 時:@ 10月22日(日) 13:30〜17:00     A 11月11日(土) 13:30〜17:00     会 場:@ 福井県生活学習館 (ユー・アイふくい) 多目的ホール      A (財)若狭湾エネルギー研究センター ホール  内 容:@講演  〜若さで切り開く〜 「これからのシニア世代・これからのNPO活動」          講師 長井 美知夫 氏         ((特活)シニア自然大学 会長)     A講演 「団塊パワーを社会に活かす」 〜ハッピーリタイアへの道〜          講師 太田 昌也 氏          ((社福)大阪ボランティア協会 常務理事) 両会場プログラム            ●社会貢献活動実践者による体験談  14:35〜15:05      ●ブース出展団体による活動紹介   15:05〜17:00      ●NPO法人設立相談        15:05〜17:00 参加料: 無料 申込締切:@ 10月15日(日)      A 10月31日(火)        ※締切後のお申込みや当日の参加も承っております。 問合せ:  団塊の世代社会貢献活動促進事業実行委員会事務局       福井県総務部男女参画・県民活動課       TEL 0776-29-2522  E-mail f-npo-c@ceres.ocn.ne.jp ┏━━━━━━━━★ ┃■「日本まんなか共和国男女共同参画フォーラム2006福井」    〜みんなで参画創る社会〜 日 時: 10月28日(土) 10:00〜16:15 会 場: 福井県生活学習館 (ユー・アイふくい)  内 容: 日本海から太平洋にかけて、互いに隣接する福井、岐阜、三重、滋賀の      4県知事サミットでの提案を受け、各県の団体やグループが集い、共に語り、      交流を深めるとともに、男女共同参画社会の実現に向け、4県の連携を図る   ことを目的に毎年開催しています。             記念講演 「女性が拓く日本の未来」〜機会費用とガラスの天井が鍵〜      講師 岩淵勝好氏(東北福祉大学教授)      分科会、全体会、ポスターセッション、チャレンジショップ ほか 入場料: 無料 申込締切:10月11日(水)       ※ チャイルドルームあり(2歳から就学前 協力費210円 要予約) 問合せ: 日本まんなか共和国男女共同参画フォーラム実行委員会事務局        (福井県総務部男女参画・県民活動課)       TEL 0776-20-0319  E-mail danjoken@pref.fukui.lg.jp ┏━━━━━━━━★ ┃■ 第四回「“立待月”観月の夕べ」  深まる秋の夜長、古典朗読と観月の風情情緒をたっぷりご堪能下さい。 日時:11月3日(祝金)午後4時開演 会場:高島信義氏邸(鯖江市吉江町・七曲り通り) 内容・古屋和子ひとり語り「音の臨書-近松世話浄瑠璃集」    近松門左衛門の作品を音と呼吸にだけこだわって読んでいきます。   ・二胡演奏&お茶会、立待月観月会   ・地酒(梵酒造)や地元郷土料理、手打ち蕎麦など <古屋和子プロフィール>  早稲田小劇場を経て、1978年水上勉主宰『越前竹人形の会』の語りを契機に『語り 』に取り組む。その後、横浜ボートシアターの創立メンバーとなり国内外の公演に出 演しつつ、観世榮夫演出の『近松門左衛門の世話浄瑠璃を絃に乗せずに語る試み』『 高野聖』(豊竹咲大夫との共演)『今様風流歌祭文』(地唄舞の吉村雄輝夫、豊竹呂大 夫との共演)など、『語り』を続ける。  1991年シアター退団後から毎年カナダ・アメリカ・オーストラリアなどでワークシ ョップを行うと共に、各地のストーリーテリング・フェスティバルに出演。また、先 住民居留地を訪ねて語り文化の交流をしている。広義のストーリーテリングの場とし て、『One Thousand & One day's Storytelling』と『明空風堂』を主宰。豊田市で のインターナショナル・ストーリーテリング・フェスティバルの企画制作を担当。  2002年より『音の臨書−近松世話浄瑠璃集』を開始。説経・平家・近松の古典や泉 鏡花・中島敦・ユルスナール・宮澤賢治・安房直子など幅広いレパートリーを持つ。 http://www004.upp.so-net.ne.jp/kazshow/index2.html 入場料:無料(定員約100名) ※駐車場がありません。お車でのご来場はご相談下さい。 問合先:立待公民館 tel.0778-51−3376 □−−−−−−−−−−−−−−┤エ ッ セ イ├−−−−−−−−−−−□ ■「バイオ燃料とは」 バイオ燃料とは大まかに言えば植物性の液体燃料です。代表的なものは、サトウ キビなどからアルコールを作り、直接使ったりガソリンに混ぜたりするもの、大 豆などのてんぷら油からメチルエステルを作ってディーゼルエンジンに使うもの です。石油石炭などの化石燃料と違い、植物が成長する時に二酸化炭素を吸収す るので、燃やしても結果として二酸化炭素の排出はないという理論です。 数年前に日本でも安いガソリンが話題となりましたね。政治的駆け引きも水面下 であったようですが、アルコールが含まれていたのでそれまでの日本車ではエン ジン故障があったのも事実です。しかし、最近の車は改良されていますし、アメ リカではアルコール添加のガソリンは一般的です。販売価格は税制の関係で日本 では少し安いのですが、生産コストはガソリンより高いのが現実です。 ディーゼルエンジンは開発当初ピーナッツオイルで走っていましたので、てんぷ ら油から作った燃料で走るのも当然です。内燃機関であるエンジンは上記2つが 代表ですからバイオ燃料としてもアルコールと植物油が代表候補となります。 アルコールの生産方法は糖をアルコール転化することです。主にサトウキビやト ウモロコシの糖分が利用されます。大豆やトウモロコシ油ならディーゼルエンジ ンでも使えるでしょう。しかし植物性の糖(砂糖)や植物油(てんぷら油)は高 価です。実際原油価格が上がると議論されますが、下がると立ち消えになるので す。 ところが、最近大きな進歩がありました。アルコールを糖から作る理由は、酵母 が糖しかアルコール転化できないからです。糖と構造が非常に似ていて、単に長 くつながったものがセルロースです。簡単に言えば木、草、紙などの植物繊維で す。基本的に人間はセルロースを分解できないので紙を食べては生きていけませ ん。でも羊は分解できるので生きていけます。同じようにこのセルロースを分解 する技術ができたのです。したがってアルコール転化できます。この技術が向上 すれば、米ではなくて稲ワラからアルコールを作れます。廃材、古畳、古紙、枯 れ草でも可能になります。そうすればアルコールを作るためにアマゾンの原始林 をサトウキビや大豆畑に変える必要もなくなるのです。さらに人間が食料に利用 できるので地球上の食料が一気に増えるという考え方もあります。今日の夕食は 杉の木の煮物なんていうことになるのです。(さまよえる子羊より) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人エコプラザさばえ      〒916-0033 鯖江市中野町73-11     鯖江市環境教育支援センター(エコネットさばえ)内     (休館:毎週水曜、国民の祝日、年末年始 夜間10時まで)     TEL&FAX.0778-54-8434 E-mail ecoplaza@sabae-npo.org     Web  http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/     ※事務局開局曜日(イベント、会議時のぞく)      月・火・木・金:9:00〜16:00 土:12:00〜16:00 【制作】エコプラザ広報部 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●