第7号 2003年3月11日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● エコプラザさばえ(鯖江市環境情報学習センター)メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ <目次>  ▽講演会IMPRESSION:3月9日「美しい地球を子どもたちに」 ▽イベント・3月13日(鯖江)カウンセリング勉強会 ・3月16日(鯖江)ビデオ上映会 ・3月21~22日(京都)「世界の水危機の切り札としての雨水」 ▽最悪で70億人が水不足に ▽ワールドピースナウからの呼びかけ ■■講演会IMPRESSION:「美しい地球を子どもたちに」by 益永真由美 一番心に残ったのが、ヨーロッパ諸国に比べて日本は地球環境などの問題に対して どれだけ危機意識が薄いか、ということでした。 企業の責任がヨーロッパの国よりも軽いことの原因が、政府と企業が癒着している ためだと知って、なるほどと思いましたが、同時にとてもショックを受けました。こ れから日本は変わっていくんだろうか..。 1人分の牛肉を作るのに、10人分の穀物が必要であるということも、強く印象に残 ったことの一つです。私がお腹いっぱい肉を食べている、そのときに地球のどこかで たった一杯のご飯を求めて、ガリガリにやせた子どもが遠くから歩いてくる..。ス クリーンに映し出された子どもの写真を見て、申し訳けないという気持ちでいっぱい でした。涙が出ました。 高木さんの講演を聴いていつも思うことは、無知でいることは本当に怖いというこ とです。以前、私の小5の妹が、学校から帰ってきてその日学校であったことを話し ていたのですが、給食の時間に担任の先生が「スーパーで牛乳を買うときは、古いも のが前のほうに置いてあるから後ろのものを取ったほうがいい」と話したそうです。 子どもは素直なので、先生が言ったことは「あ、そうなんだ」って思ってしまうし 、そういうことをみんなの前で話した先生は、そういう買い方がどういうことをもた らすのかということを知らなかったのだと思います。知ってて行動に移さないのもだ めだけど、無知は本当に怖いと思います。とくに、先生という職業につくならば、ど んなに上手く教えられたって、その他の大事なことを知らなければ全く先生になる資 格はないと思いました。(福井大学一回生) ---------------------┤イベント情報├--------------------- ■「第二回 カウンセリング勉強会」 鯖江市教育助手グループの自主研修会ですが、カウンセリングに興味のある方、こ どもと接するお仕事・活動をしている方、どなたでも参加できます。 講義・実習・ 質疑応答等の予定です。 講師:米沢豊穂氏(民間カウンセラー、保護司) 日時:3月13日(木)19:00~20:00 会場:鯖江市民活動交流センター 参加費:1000円(講師謝礼・会場費) 当日集金 問合せ及び申込み:鹿ノ内美智子 cochimi@mitene.or.jp ■ ビデオ上映会「生き方の発見」 あなたは環境や平和についてどのように感じていますか?どんな取り組みができる でしょう?ネットワーク「地球村」代表高木善之さんの講演ビデオを見ながら、自分 の生きかたについて考えてみましょう。おいしいお茶とお菓子つき!差し入れも大歓 迎。 日時:3月16日(日)13:30~17:00 場所:鯖江市民活動交流センター 主催:鯖江「地球村」 問合せ:田辺 Tel.090-2124-2399 ■ 世界水フォーラム 雨水利用in京都 「世界の水危機の切り札としての雨水」 日時:3月21日(祝)~22日(土) 会場:京(みやこの)エコロジーセンター 参加費:入場無料(資料は有料、懇談会は実費) ・パネルディスカッション「いかに地域で雨水を根付かせるか」 ・子ども雨水利用ワークショップ「雨と遊ぼう」 ・ポスターセッション ・分科会「雨水利用のグローバルネットワークを目指して」 問合せ先:京都市伏見区深草池の内町13 京(みやこの)エコロジーセンター   tel.075-641-0911 http://www.miyako-eco.jp/ ------------------------------------------------------ ■■「最悪で70億人が水不足に」国連世界水発展報告書から 水問題にかかわるすべての国連機関が共同でまとめた淡水資源に関する「世界水発 展報告書」が発表された。人口増、水質汚染、地球温暖化などが原因で、今世紀半ば に深刻な水不足に直面する人口は、最悪の場合60カ国・70億人(2050年の推定人口約 89億人)に達すると予測。水確保に向けた地球規模の行動を求めている。 水消費量は過去50年間で倍増。先進国の子どもは途上国の子どもの30?50倍の水を 使っており、各国の経済発展に伴って今後も消費量の増加が予測される。将来の水不 足では、気候変動で乾燥地帯が広がるなど、地球温暖化による影響が2割を占める。 農、工業や家庭排水が河川や湖に流されると、1リットルの排水で8リットルの淡水 を汚染する。現在の汚染が人口増に比例して進んだ場合、50年までに世界で1万8千キ ロ立方メートルの淡水が使用不能になる。現在の世界の潅漑(かんがい)用水の9倍 の量だ。 16日から京都市などで開かれる第3回世界水フォーラムに報告される。(3月5日) ◇第3回世界水フォーラムは、メイン会場である京都に加え、23日までの期間中、滋 賀、大阪で特別セッションや分科会が開催され、それぞれの地域に関連のある様々な プログラムが実施される。 http://wwf3kyo.com/ ■■ワールドピースナウの呼びかけより(抜粋) ◇「石油を巡る戦争」を止めるために。 今回の戦争の背景にはイラクの石油利権の奪い合いがあると目されています。ブッ シュ政権は気候変動の危機や天然資源の枯渇問題を度外視して、今後も世界一の化石 燃料消費を続けようとしています。 背景に「石油利権」がある以上、「戦争反対!」を唱えるだけでは不十分です。現 在の石油依存型のライフスタイルから私たち自身が脱却してゆく道を見極め、行動し ていかなくてはなりません。 再生可能エネルギーや環境問題に取り組んでいるみなさま、ぜひとも持続可能なエ ネルギーへの転換が可能であることをアピールしていただけないでしょうか。石油を 奪い合う戦争などしなくても私たちは生きていけるということをより多くの人に伝え 、その実現への大きな一歩を作り出しましょう。 http://www.worldpeacenow.jp/ ------------------------------------------------------ □□ことばピックアップ:カストロ・キューバ国家評議会議長 全世界には何十億もの貧しい人々がいる。 天然資源は枯渇し、環境も汚染されている。 豊かなのは本当に一握りの人々だけなのだ。 キューバは貧しい小さな国だが、富を公平に分配し、立派な成果を上げてきた。 世界は今将来像を描けていない。世界の将来像は消費社会からは生まれない。 想像して欲しい。中国の人々がすべて車をもつような生活をしたらどうなるか。 資本主義社会は、世界に通用しない生活モデルを提示してきたのだ。 (1995年来日の際のコメント) 注:ソ連崩壊、経済封鎖が続く中、キューバは有機農業に国全体が転換しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人鯖江市民活動交流センター内 エコプラザさばえ実行委員会 〒916-0024 鯖江市長泉寺町1-9-20 (朝10時?夜10時、日曜朝10時~夜7時、月曜・祝祭日休館) Tel.0778-54-8434 Fax.0778-54-7058 E-mail info@sabae-npo.org Web http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/ (↑メールアドレス・ホームページアドレスが新しくなりました↑) 【編集】林 暁、白井純子、辻子裕二 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● エコプラザさばえメールニュース 第7号      2003年3月11日発行