第74号      2007年3月15日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●          NPO法人エコプラザさばえ メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ <目次> ▽巻頭のことば   ・映画『不都合な真実』 ▽エコプラザさばえ情報   ・会員の訃報   ・ACT調査続報   ・第3回エコサロン(報告)   ・エコプラザ総会 ▽エコネットさばえ情報   ・かんきょう市民大学 3/17   ・平成18年度鯖江市環境リーダー養成講座 3/17,18 ▽イベント情報   ・AEDいのちのライブ 〜いのちのバトン〜 3/18   ・ふくいの森づくり交流会 3/21   ・REBEL MUSIC JAMBOREE vol.5 &「六ヶ所村ラプソディー」上映会 3/23   ・「民族音楽の旅 Robbin Lloyd トーク&コンサート」 4/1   ・青少年育成事業基調講演 4/1 ▽エッセイ   ・地球温暖化、見えてきた異変 □−−−−−−−−−−−−−┤巻頭のことば├−−−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━━━━★ ┃■映画『不都合な真実』 映画『不都合な真実』を観てきました。実に、素晴らしい映画でした! この映画は、元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が学生の頃から テーマとしている地球温暖化の講演をドキュメンタリーで綴った映画です。 冒頭の地球の写真から感動! 緻密な科学的データをグラフで分かりやすく見せてくれました! 世界各国の写真で見る地球温暖化の影響は、まさに衝撃的! 自身の生い立ちをからめて、アメリカや世界各地での講演の様子。 そして、細かいデーターを出しながら世界中の氷河が溶けた場所、 砂漠化した場所を映像でどんどん追っていくのです。 すると、どれだけこの星が追いつめられているかが外側から見えてきます。 アメリカらしい楽しさも満載! アル・ゴア氏の一人の人間としての生きざまに感動しました! ラストシーンの情熱と希望に満ちたメッセージに大きな勇気を与えられ、身体 が震えました! ゴア氏はこの映画の公開で来日した時に 「私は地球温暖化の問題に使命を感じています。 この問題には30年間向き合ってきましたが、地球が危機に瀕している今、 その使命感は一層強いものになっています」と語ったほか、 「ホワイトハウスを去った後、地球温暖化防止を訴えるには 政治システムを変えるしかないと実感しました。今回の映画化は、 世論を動かすことで政治システムを変えるためです」と 映画化の理由も述べたそうです。 今年の雪のない冬、目に見えるような暖かさ! これが周期的に来る“温暖な冬”などではなく 確実に人為的な地球温暖化によるものだと この映画を見ると、はっきりと感じることが出来ます。 そして、私たちはどんなことでもいい。 自分のできることに向って動いていくことが大切だと思います。 危機が迫ってきていても動けない人類を、 ぬるま湯に漬けられたカエルで表現していましたが、 あのカエルのように、危機の中で救ってくれる手は きっとどこからもやって来ないと思います。 『不都合な真実』は、第79回 アカデミー賞において ★長編ドキュメンタリー賞 ★オリジナル歌曲賞"I Need To Wake Up" の2部門で受賞が決定しました! 大切なメッセージの映画です。ぜひご覧ください。 福井では、テアトルサンクにて3月16日まで上映しています。 http://www.theatrecinq.jp/index.html 書籍 『不都合な真実』 ランダムハウス講談社 アル・ゴア (著)も出版されて います。合わせてお読みください。 本の紹介として、坂本龍一氏が「人類の未来のために、なるべくたくさんの人 に、手元においてもらい何度も開いてほしい本です。」と書かれています。 又、アル・ゴアさんが来日していた際、「世界一受けたい授業」に出演したと きの映像の見れるサイトを紹介します。これも、是非、ご覧下さい。 http://www.youtube.com/watch?v=KLs54msZ_zA http://www.youtube.com/watch?v=yAbjssy_g1o                           (理事長 石本) □−−−−−−−−−−┤エコプラザさばえ情報├−−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━★ ┃■会員の訃報  エコプラザ会員である石橋政之氏が2月28日午後11時30分に亡くなら れました。享年64歳。故人のご冥福をお祈りいたします。 ┏━━━━━━━━━★ ┃■ACT調査続報  去る10月27日(金)に開催された第2回エコプラザサロンより実施しており ます、エコライフ宣言の集計結果を報告します。このエコプラザサロンおよび 2月17日(土)旧今立町にて開催された「たべもの共同体−21世紀の地産地 消」、2月18日(日)に開催された「環境まちづくり委員会ワーキンググル− プ活動」、2月25日(日)に開催された平成18年度ふくい環境力向上プロジェ クトの全体発表会ならびに3月3日(土)に開催された「第3回エコプラザサロ ン」の5つのイベントに参加してくださった皆さんよりいただいた「エコライ フ宣言」の集計結果は以下のようでした。なお、総数は261票でした。 1)外出時はできるだけ公共交通機関をつかいます 46票 2)Myはしをもちます 65票 3)冷暖房温度の設定をみなおします 62票 4)ごみの分別を習慣にします 88票 ┏━━━━━━━━━━━━★ ┃■第3回エコサロン(報告)  第3回目となる今回のエコサロンは、京都から講師に牧野裕子氏をお迎えし て、初めてエコネット主催の「かんきょう市民大学」とタイアップして開く こととなりました。  午後7時のスタート時刻にはエコネットの会議室は空席のないほどの盛況ぶ りで、まず二胡の女性演奏家グループ「美音」のライブでお越しいただいた 皆様にリラックスしていただきました。  生演奏による癒しの時間のあと、牧野氏のレクチャー「楽して徳して得して 楽しく暮らそう」が始まりました。講座といっても、来場者との軽妙なやりと りや、実際に洗濯法の実演をしたり、体の痛みをとる方法を来場者に施したり と、じっと座ってひたすらお話を聞くというスタイルではなかったので、飽き させない2時間だったのではと思います。  炭と塩を使った洗濯方法、酢を使った洗髪の仕方、食生活の智恵、あらゆる 病気への対処と心構え、等々、会場から質問もたくさん出て、軽快な話のキャ ッチボールを展開し、大変楽しいレクチャーでした。牧野先生、本当にありが とうございました。 ┏━━━━━━━━━★ ┃■エコプラザ総会  エコプラザの平成19年度総会を以下のように行います。会員の皆様には 別途ご連絡いたしますが、是非ご出席をお願いいたします。また、会員でな い方も、この機会にご入会くださいますよう合わせてお願いいたします。 日 時:平成19年4月23日(金)19:00〜(予定) 場 所:エコネットさばえ 以上、問合せ NPO法人エコプラザさばえ        TEL&FAX.0778-54-8434 E-mail ecoplaza@sabae-npo.org       Web  http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/ □−−−−−−−−−−┤エコネットさばえ情報├−−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━━━★ ┃■かんきょう市民大学 ☆第5回☆☆☆☆☆ 「自然と共に生きるエネルギー」   〜造形芸術と風力発電〜 日 時:3月17日(土)13:00〜15:00 講 師:森のエネルギーフォーラム     理事長 増田 頼保 氏 場 所:エコネットさばえ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■平成18年度鯖江市環境リーダー養成講座 日 時:3月17日(土)・18日(日)10:00〜16:00     昼食はこちらで用意します 受講料:無料(ただし事前の申し込みが必要です) 対 象:1.市内に在住、もしくは通勤・通学し、環境保全や環境教育に      関心のある人     2.市内の環境保全団体または環境教育団体等に所属している人     3.1・2のいずれかにあてはまる人で、原則として2日間とも      出席できる人(高校生以上の人に限ります) 定 員:30人 以上、問合せ&申込み:環境教育支援センター(エコネットさばえ)            TEL.0778-52-0050 FAX.0778- 52-0909            E-mail sc-econet@city.sabae.fukui.jp  □−−−−−−−−−−−−−−┤イベント情報├−−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■AEDいのちのライブ 〜いのちのバトン〜 日 時:3月18日(日) 開場午後1時 開始午後1時半 場 所:鯖江市文化の館ホール 会場協力費:300円 内 容:AED(自動体外式除細動器)レクチャー     アコースティックライブ     自主制作映画上映     イラスト展(場所:2階ロビー) 出 演:VER40の歌の仲間(松宮もりかつ・竹内太三修・平ちゃんBAND)     男爵音呼組     救命ボランティアREM     DEGIKEN     HOUND PROJECT     一由ココロ(イラスト展) AEDについて:  自動体外式除細動器を通称AEDといい、何らかの原因で突然心停止した  傷病者の心臓図を測定し解析を行い、必要に応じて電気ショックを与え、  除細動を行なう装置です。心肺蘇生法に必要なそのほかの手順も音声など  により指示が出されるため、専門知識がなくても簡単に使えます。  心臓が原因で病院外で亡くなる方は年間3万人程度います。そばにいる人が  AEDの使い方と心肺蘇生法を身につけることでたくさんの命が救えます。  ぜひ、AEDを知ってください。そして繰り返し講習会を受けてください。  愛する人を守るために、ぜひ覚えてください。 問合せ:(特)さばえNPOサポート 0778-54-7055 ┏━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■ふくいの森づくり交流会開催 日 時:3月21日(水・祝) 13:00〜17:00 会 場:福井まちなか文化施設「響のホール」 内 容:講演会     講師 宮脇 昭 氏    (横浜国立大学名誉教授、(財)国際生態学センター研究所長)     県内各団体の活動紹介     ノーム自然環境教育事務所     (特活)森林楽校・森んこ  他5団体     個別交流   入場料:無料   定 員:200名                                   問合せ:福井県県産材活用課      TEL0776-20-0448  詳しくは   → http://www14.plala.or.jp/wildlife/3ing/moridukuritirasi.mht ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■REBEL MUSIC JAMBOREE vol.5 &「六ヶ所村ラプソディー」上映会   今、核燃料サイクルが話題になっています。賛成反対以前の、すべての人 が少なからず不安を感じる、巨大エネルギー循環システム「プルサーマル」 を維持し続けることが、僕らの豊かさなのだろうか..。エネルギーの問題 は、私たちの現在と未来をつなぐ実にリアルな問題。  日本中で上映されている映画「六ヶ所村ラプソディー」が福井と旧武生に 来る日、福井の核・原子力について考える日を提案します。再び工事が始ま ろうとしている「もんじゅ」について知り、意思表示する必要はないのだろ うか。子供たちに、出来る限り美しさを取り戻した地球を引き継ぐべく、核 について、自然と地球について、平和について語り、踊る夜です。 ◎REBEL MUSIC JAMBOREE 日 時:3月23日(金) 場 所:LR(エルアール)福井市順化2-21-17 プール片町2F     tel.0776-30-1339 料 金:前売り2000円、当日2500円 <タイムスケジュール> 7:00 オープン クリスタルボール空間調整 8:00〜9:00 トークライブ:鎌仲ひとみ監督 x 山崎隆敏氏 x OTO氏        〜六ヶ所村の映画から 福井の原発のことを考えてみる 9:30 ライブスタート:サヨコオトナラ、MACAO SOUND SYSTEM             MAXIMIZE 問合せ:自然食レストランORNIC(tel.0776-33-3996) ◎「六ヶ所村ラプソディー」上映スケジュール <福井市での上映> 日 時:3月23日(金)14:00/18:30 (2回上映)※18:30の上映前、     鎌仲監督舞台挨拶 会 場:福井市「響のホール」 料 金:前売1200円/当日1500円 問合せ:高橋司法書士事務所 tel.0776-24-5985 <越前市での上映> 日 時:3月24日(土)10:30/14:00/18:30 (3回上映) 会 場:越前市「ショッピングセンター・シピィ」2階ホール 料 金:前売1000円/当日1300円 問合せ:福井「六ヶ所村ラプソディー」上映実行委 山崎隆敏     tel.0778-42-3630 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■「民族音楽の旅 Robbin Lloyd トーク&コンサート」  〜人はみんな心に歌をもって歩いている、自分だけの歌を〜  民族楽器のすばらしさと世界の人々との素敵な出会いを、演奏を交えながら ロビンさんの流ちょうな日本語で楽しくご紹介します。 日 時:4月1日(日)午後2時30分開場 3時開演 会 場:Cafe あんのん(福井市北四ツ居2-7-17 tel.0776-54-3555) 料 金:大人2000円 高校生以下1500円 定 員:50名(乳幼児のご入場はご遠慮下さい) <出演:ロビン・ロイド>  イリノイ州出身。幼いころより音楽を始め、民族音楽に興味を持つ。世界の 様々な国に住み、学び、旅をする。管・弦・打の楽器を駆使し、マルチ・プレ ーヤーとしての評価が高い。日本で、尺八をはじめとする邦楽の稽古を受け、 これらとアフリカ・アジア・西洋の楽器を統合して作曲。ツトム・ヤマシタの グループの一員として、4年間活動を共にする。ライブ活動の他に、音楽療法の 講師を務めたり、カリンバ・ワークショップを定期的に行ない、好評を博して いる。最新の作品には、音楽だけでなく写真やエッセイなども入っている。 http://www.robbin-muse.info/ 問合せ:中林 tel.0776-27-0559 ┏━━━━━━━━━━━━★ ┃■青少年育成事業基調講演   〜すべては子供たちのために〜    日 時:4月1日(日) 13:30〜15:10   会 場:サンドーム福井 イベントホール 内 容:基調講演     講師 義家 弘介 氏      講師プロフィール  元私立高校専任講師・教諭     通称「ヤンキー先生」、 現在新聞連載やテレビ、ラジオなどで活躍中です。 参加料:無料 申込締切:3月28日(水) (EメールまたはFAXお申込みください。)          問合せ:(社)鯖江青年会議所事務局      TEL 0778-51-1978 FAX 0778-51-7469      E-mail tutuji@sabae-jc.jp 詳しくは  → http://www.sabae-jc.jp/upload/src/up0015.pdf □−−−−−−−−−−−┤ エ ッ セ イ ├−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■地球温暖化、見えてきた異変  ひとつの癌細胞が分裂して2つになるのに必要な時間を1日とします。ひと つの細胞はとても小さく顕微鏡でないと見えません。それが細胞分裂を繰り 返します。かなり時間が経って人間の目でようやく見える1ミリ程度の大きさ になったとします。ところが、この癌細胞は1ヶ月後にはその人の体重をはる かに超える大きさになってしまうのです。実際はそれまでに人間は死にます。  おそらく産業革命以来200年をかけて地球温暖化が進行してきたと思います。 200年経ってようやく温暖化が目に見えてきました。ところが、この温暖化が 地球を死に至らしめるには、もうあまり時間はかからないのです。 「地球温暖化、見えてきた異変」(共同通信より)  巨大な台風、相次ぐ干ばつや熱波。今年日本は暖冬に見舞われ、1月から花粉 が飛び始めた地域もある。日々の生活で経験するようになったさまざまな地球の 異変は、人間が引き起こした地球温暖化が原因である可能性が高い―。一線の研 究者らでつくる「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が、温暖化の影 響について、これまで以上に踏み込んだ内容の報告書をまとめた。温暖化の被害 は、遠い将来の話ではなく、現代の人類社会が直面する切実な問題だ。  地球温暖化の悪影響からは、日本も逃れることはできない。国内の研究結果に よると、真夏日が年間140日にも増え、砂浜の90%は消失、農業や漁業関係 者は減収を強いられる恐れがある。  日本列島を100キロメートル四方に区切ったコンピューターシミュレーショ ンで、1カ所でも30度を超えた日があればそれを真夏日と考えた場合、現在年 間60日程度の真夏日が2080年を過ぎたころには140日に増えるというの が国立環境研究所などの試算だ。  ▽熱中症も増加  熱中症の患者は最高気温30度近辺になると発生することが分かっており、環 境省は「患者や死者が増える可能性がある」と指摘する。  夏に1日の降水量が100ミリを超える大雨の日も、今では多くて3日程度だ が、90年ごろには10日にもなる年が出てくる可能性がある。  「必ずしも流行が起きるわけではないが、リスクのある地域が拡大している」 と国立感染症研究所の倉根一郎(くらね・いちろう)ウイルス第一部長が警鐘を 鳴らすのが、デング熱や日本脳炎など蚊が媒介する感染症だ。1940年代に長 崎や神戸、大阪などで流行していたデング熱の病原体を媒介するヒトスジシマカ は、温暖化に伴って生息域を徐々に北上させており、2005年には岩手県や秋 田県でも確認された。  ▽リンゴ産地北上  農業や漁業への被害も深刻だ。コメの場合、東北地方南部から南では高温障害 などによって、田植えの時期を現在のままにした場合、50年後には10%収穫 量が減少する見通し。  ミカンやリンゴの生産に適した地域は北上し、野菜や茶の品質が落ちるほか、 農業全般で害虫や病気被害が拡大する恐れもある。海産物では、ヒラメやトラフ グの分布域が縮小するほか、スケトウダラは漁場や産卵場が消滅する可能性もあ る。  コメは田植え時期を早めることで増収も見込めるが、これもそう簡単ではない。 農業環境技術研究所(茨城県つくば市)の横沢正幸(よこざわ・まさゆき)主任 研究員は「社会全体で早めに適応策を検討しなければならない」と訴える。  ▽国土も大変  海面上昇は日本の国土そのものに被害を及ぼす恐れがある。温暖化で海面が1 メートル上昇すると砂浜は90%が消失。港湾施設の対策に7兆8000億円、 海岸構造物の対策に3兆6000億円が必要となるとの見積もりもある。東京湾、 伊勢湾、大阪湾周辺のゼロメートル地帯には404万人が居住しており、200 5年に米国を襲ったハリケーン・カトリーナ規模の大規模災害に襲われれば、そ の損失は計り知れない。  温暖化の悪影響の予測結果は次第に増えてきているが、被害人口や面積、被害 額など不明な点も多く、十分に政策に生かされているとは言えない。  環境省の温暖化影響研究プロジェクトの代表を務める茨城大の三村信男(みむ ら・のぶお)教授は「気温上昇をどの程度に抑える努力をしなければならないの か、政策決定に役立てる研究成果をまとめたい」と話している。  地球温暖化が進むと、花粉症患者が増え、大気汚染の被害も拡大する―。4月 に公表されるIPCC第2作業部会の報告書には、新たにこうした予測が盛り込 まれる見通しだ。  米ハーバード大のグループの研究では大気中の二酸化炭素濃度が2倍になって 温度が上昇するとブタクサの花粉が40―60%増えることが判明。欧州では近 年の温暖化で、樹木や草の花粉生成量が増加傾向にあることも確認された。  日本で2005年に観測史上最悪の量の花粉が舞った原因は、04年夏の記録 的猛暑だった。高温で雨が少ない中、大量の日差しを浴びたスギやヒノキの花芽 は例年以上に成長し、花粉量が増加したという。  また、気温が上がると化学反応が進んで光化学スモッグの原因物質オゾンの濃 度が高くなり、呼吸器病の患者が増える可能性がある。日本でもオゾンの濃度が 年々上昇しており、ヒートアイランド現象や中国からの汚染物質の流入のほか、 温暖化も一因として疑われている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人エコプラザさばえ      〒916-0033 鯖江市中野町73-11     鯖江市環境教育支援センター(エコネットさばえ)内     (休館:毎週水曜、国民の祝日、年末年始 夜間10時まで)     TEL&FAX.0778-54-8434 E-mail ecoplaza@sabae-npo.org     Web  http://ecoplaza-sabae.jp     ※事務局開局曜日(イベント、会議時のぞく)      月・火・木・金:9:00〜16:00 土:12:00〜16:00 【制作】エコプラザ広報部 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 特定非営利活動法人エコプラザさばえ ecoplaza@sabae-npo.org 電話&FAX:0778-54-8434 事務局 瀧谷えみ子 特定非営利活動法人エコプラザさばえ ecoplaza@sabae-npo.org 電話&FAX:0778-54-8434 事務局 瀧谷えみ子