第87号     2008年4月24日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●          NPO法人 エコプラザさばえ メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ <目次> ▽巻頭のことば   ・「地球の秘密」 ▽エコプラザさばえ情報   ・平成20年度エコプラザさばえ総会 4/25   ・福井高専との「環境計測」に関する協働事業 随時開催 ▽イベント情報   ・GW!日帰り、里山あそびプログラム〜自然とふれあい、自然とつながる                        4/29,5/3,5/5   ・講演会「ドイツ・フライブルク市の公共交通と自転車交通」 5/18 ▽地球環境情報   ・図書紹介「ほんとうの環境問題 (単行本) 」 ▽エッセイ   ・環境雑学シリーズ“エコツーリズム” □−−−−−−−−−−−┤ 巻 頭 の こ と ば ├−−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━★ ┃■「地球の秘密」 4月22日は「アースデイ」です。 毎年Earth Dayの期間には世界各地で持続可能な社会を表現する、自由なイベ ントやアクションが行われて、「地球のことを考えて行動する日」です。 この「アースデイ」は、アメリカ合衆国からはじまっています。 1970年4月22日 に環境問題についての討論集会を開催することを呼び かけたそうです。その後、4月22日のアースデイ集会という運動形態は、全世界 へ広まっていき、またアメリカでは、この行動によって、環境問題に対して人々 の関心が払われるようになりました。日本では、1990年ごろから、各種イ ベント(コンサートなど)が開催されるようになりました。日本でも年々、 アースデイ関連のイベントが各地でひろがっています。今年は、4月20日に 越前市でアースデイイベントがあり、エコプラザさばえも参加しました。 ところで、「地球の秘密」という本をご存知でしょうか。 これは坪田愛華さんという小学6年生の少女が描いた漫画本です。 私は、この本に10年以上前に出会いました。この本を読んだとき、胸にグサッ と突き刺さるものがありました。この「地球の秘密」という本について少し紹介 をしたいと思います。 愛華さんは、夏休みの宿題をするために図書館に行き、いろいろと本を探してい るうちに、地球環境問題の大事さを感じて、それを漫画にしたのです。 この本の主人公は「アースくん」という環境のシンボルで、他に男の子と女の子 が登場し、三人が会話をしながら、地球の歴史や環境問題をわかりやすく伝えて います。すでにアラビア語、英語、フランス語、中国語など10カ国語に翻訳さ れ、全世界で読み続けられている、とても素晴らしい本です。 ところが2ヶ月がかりでこの本を描き上げた数時間後、愛華さんは脳内出血で倒 れ、翌日その短い生涯を閉じてしまったのです。 愛華さんの遺作となった「地球の秘密」は、愛華さんの両親が、地域で配ってい るうちにだんだん波紋が広がり、1993年には世界で環境問題に大きな貢献を した人に贈られる「UNEP(国連環境計画)グローバル500」を子供として初 めて受賞しました。彼女が書き遺した「地球の秘密」という本は、地球に対する 遺産であり、遺言なのです。 愛華さんの語録より、いくつか紹介します。 ・太陽は沈む時が一番美しく輝くんだよ。 ・子供は親を鏡に育つよね。人間は、地球を鏡にして生きなくちゃあ。 ・「昨日」は大人のしたこと。「明日」は子供のすること。 ・缶を捨てるのは「過去」。拾うのは「未来」。 ・缶を捨てる軽さと、缶を拾う重さを考えよう。 坪田愛華さん、「地球の秘密」について知りたい方は、以下のサイトをアクセス 下さい。 http://www.aikaeye.com/                             理事長 石本豊昭 □−−−−−−−−−−−┤エコプラザさばえ情報├−−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■平成20年度エコプラザさばえ総会 平成20年度のエコプラザさばえ総会は下記の日程で開催予定です。お繰り合わ せの上、ご参集いただきますようお願い申し上げます。 日 時:4月25日(金) 午後7時〜 場 所:エコネットさばえ会議室 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■福井高専との「環境計測」に関する協働事業 福井高専環境都市工学科が中心となって申請した概算要求(特別教育研究経費) が採択され、エコプラザさばえ等環境NPOと協働することになりました。 環境データの収集に関して、福井高専で用意する最新の計測機器を利用できま す。 (主として水ならびに緑に関する計測機器です) また、計測機器の指導にあたる講師を依頼することも可能です。 「環境計測」に関する出前講座や講師派遣依頼があれば、エコプラザさばえに あるいは以下にお問合せください。 福井高専「環境GP」問合せ:福井高専環境都市工学科 辻子 TEL:0778-62-8302 E-mail:harima@fukui-nct.ac.jp □−−−−−−−−−−−−−−┤イベント情報├−−−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■GW!日帰り、里山あそびプログラム〜自然とふれあい、自然とつながる A)お山の田んぼでどろんこ、田植えに挑戦 日 時:4月29日(祝火)9時半〜 集 合:大野市旧六呂師保育園 参加費:一人500円(自分でつくるオニギリ2個つき) B)「ハックルベリーの森」で森あそび&カフェ 日 時:5月3日(祝土)、4日(日)10時〜15時まで 会 場:大野市六呂師高原内ミルク牧場奥 参加費:一人700円 *インタープリターによる森の散策、山菜の天ぷらなど森のおやつ作り、  オプションとして巨大ネット、クラフト作り体験など自由に参加。  カフェでは、こだわりのメニューの数々。弁当持込もOK。  日替わりお楽しみ体験として、3日:森でからだほぐし 4日:森の演奏会 C)九頭流川をカヌーでスイーッ、新緑の水面を行こう 日 時:5月5日(祝月)10時〜15時 場 所:大野市和泉村方面ホテルフレアール和泉より案内看板あり。 参加費:大人1000円、子ども800円、親子1500円 ※いずれも当日受付OK。なおプログラムの内容は、天候や都合により予期無く変 更する場合があります。 主 催:奥越前まんまるサイト 共 催:ノーム自然環境教育事務所 問合せ:奥越前まんまるサイト 坂本均まで tel/fax 0779-87-6474 http://www14.plala.or.jp/wildlife ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■講演会「ドイツ・フライブルク市の公共交通と自転車交通」  ドイツにおいて環境首都と呼ばれるフライブルク市の交通政策、そして現状の 公共交通・自転車交通の全体像をもとに、自転車と移動の複合交通ステーション 『モビレ・フライブルク』についての講演。『モビレ』は、フライブルク中央駅 にある駐輪場、自転車販売・修理、カーシェアリング拠点などマイカーに頼らな い交通の総合案内センターです。福井市がめざす、コンパクトシティや福武線と えち鉄の乗り入れLRT化、交通案内所構想などに参考になる話がいっぱいでる かも? 日 時:5月18日(日)15:00〜17:30 会 場:アオッサ607号室 講 師:村上敦氏(フライブルク市在住、交通・まちづくりジャーナリスト)  1971年、岐阜県高山市生まれ。岐阜工業高等専門学校で土木工学を学ぶ。卒業 後某中堅ゼネコンの工事部に入社。東京湾人工埋立地で働くがその環境破壊の惨 状に疑問を感じ退社。その後ドイツ・フライブルク大学へ留学し、ドイツの環境 政治・行政を独学。フライブルク地方市役所・建設局に半年間勤務。現在は日本 企業とドイツ企業の提携コーディネーターを勤める傍ら、主夫、日本からの環境 視察、セミナーのコーディネート、NPOエコロジーオンラインでのフライブルク レポート(www.eco-online.org)、日経BP未来生活 (http://premium.nikkeibp.co.jp/mirai/index.shtml)、環境省外郭団体によ る Re‐Style(www.re-style.jp/index.html)、新聞、雑誌などにおいてフリーの 環境ジャーナリスト活動を行う。ドイツ・フライブルク市近郊のアイッヒシュテ ッテン村に在住。著書「フライブルクのまちづくり −ソーシャル・エコロジー 住宅地ヴォーバン−」「カーシェアリングが地球を救う」など 問合せ:エコプランふくい     TEL 0776-30-0092 E-mail:npo@ecoplanf.com       URL http://ecoplanf.com □−−−−−−−−−−┤ 地 球 環 境 情 報  ├−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■図書紹介「ほんとうの環境問題 (単行本) 」 池田清彦氏, 養老 孟司氏の新作。 「CO2の排出量削減なんて意味が無い」という言葉がTVの電波に乗ることは ほとんどなく、書籍で多少そのような考えが表明されている本があるだけ。 しかもそういう「温暖化懐疑論」の類の本はどれも小難しい反証データが並ぶ ばかりで、一般への訴求力が弱い。 そんななか、この本「ほんとうの環境問題」は、万人にわかるような簡明な言 葉で 昨今の環境政策のおかしさを説明してくれている。そう。本質的な啓蒙を するには、これぐらい 解かりやすくなければ、ダメなんだ。 環境問題を利用しようとする牽強付会な「専門家」にだまされないよう、この 本に書いてあることぐらいの認識は最低限もっておくべきであろう。 環境問題を専門家たちの我田引水の道具にしておくべきではない。 環境問題(その本質は資源問題である)こそが 生活者にとっての最重要問題だ からだ。 (アマゾンレヴューより引用) □−−−−−−−−−−−−┤ エ ッ セ イ  ├−−−−−−−−−−□ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ┃■環境雑学シリーズ“エコツーリズム” エコツーリズムとは、本来は発展途上国において森林などを観光客に見せ、そ の自然を損なうことなく経済振興を図ることによって自然保護を行うという考 え方です。その後先進国でも取り入れられ、自然環境だけでなく歴史文化も含 めて持続可能な観光資源として利用保護することと考えるようになりました。 日本では環境大臣を議長としたエコツーリズム推進会議が開催され、今年4月か らはエコツーリズム推進法が施行されました。エコツーリズムの実践がエコツ アーということになり、そのエコツアーの具体例として、たとえばネット上に は以下のものがありました。 屋久島の原生的な森林をめぐるツアー 小笠原でのホエールウオッチングなど野生生物を観察するツアー 里地の身近な生きものを観察したり、山里のくらしを体験するツアー 植林や清掃など環境保全のために実際に貢献をする的ツアー 沖縄県西表島、やんばる地域、鹿児島県屋久島、東京都小笠原村、北海道などに おける自然体験活動やガイドツアー このように観光、自然体験、農林業体験など広い範囲にわたります。実践例は環 境保全の意識があればどんどん膨らむと思います。当エコプラザでご紹介、開催 するイベントもエコツーリズムの実践が多いと思います。代表的な土曜塾ももち ろんそうです。                        少し硬派でなくなった釣り師 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人エコプラザさばえ      〒916-0033 鯖江市中野町73-11     鯖江市環境教育支援センター(エコネットさばえ)内     (休館:毎週水曜、国民の祝日、年末年始 夜間10時まで)     TEL&FAX.0778-54-8434 E-mail ecoplaza@sabae-npo.org     Web  http://ecoplaza-sabae.jp      【制作】エコプラザ広報部 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【MLコミュホームページ】http://www.freeml.com/ekoplazakouhou --[PR]------------------------------------------------------------------ 知ってました?健康保険が適用される漢方薬!【漢方のお医者さん探し】 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃病院で処方される漢方薬があります⇒《漢方》に詳しいお医者さんを検索┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ http://ad.freeml.com/cgi-bin/sa.cgi?id=bDml0 ------------------------------------------------------------------[PR]-- ■GMO INTERNET GROUP■ GMO INTERNET www.gmo.jp