第9号 2003年3月27日発行 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● エコプラザさばえ(鯖江市環境情報学習センター)メールニュース ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ <目次> ▽鯖江市環境まちづくり委員会 ▽ラポーゼ河和田に釣り堀? ▽イベント・3月9日(芦原)海岸の森づくりin北潟 ・4月5日(福井)リユース市 ・4月6日(福井)国際理解ワークショップ ・4月6日(加賀)「平和な世界を子どもたちに」 ▽第3回世界水フォーラム閉幕 ▽ワールドピースナウからの呼びかけ ■■鯖江市環境まちづくり委員会について 鯖江市環境基本計画が策定され、その計画推進のため鯖江市環境まちづくり委員会 が誕生して3年たちました。行政、市民、企業、NPOが連携し「ひと・トンボ・メダカ ・ホタルが仲良くくらせるまちを目指して」とやってきました。ひととおりの成果は あったのですが、いくつかの課題も指摘されています。 現在、新たな3年後=2005年にむけ新体制を確立し、新しく力強くリニューアルす べく準備中です。先日の全体会では、6月の環境フェアまでは、現スタッフが継続し て総力を挙げようということになりました。エコプラザでは、清水孝次氏、林暁氏、 井上が運営委員の一員として奮戦中。今後も情報を提供しますので、みなさんからの ご意見をお待ちしています。(井上) ■■河和田川にブラックバスの釣り堀が? 2月下旬に入った情報では、河和田川沿いのラポーゼ河和田の下に釣り堀が建設さ れ、4?5月頃完成ということです。石川県のレジャー施設の展開で、釣り情報誌の広 告によると、ブラックバス等の地域の自然生態系を破壊する外来魚も釣り堀に持ち込 まれるようです。 一方で地元の人たちには、経営者からそのような魚種は扱わない、と口頭説明があ ったそうです。正確な情報はありませんが、現に釣り堀池は出来ています。釣った魚 を客が河和田川に放流したり、なんらかの事故で魚が河和田川に流れたら取り返しが 付きません。在来種の稚魚がどんどん食べられてしまいます。やがてコイ、フナ、オ イカワ、カワムツ、ウグイ、ドンコ、ドジョウ、ヨシノボリ、ドンコたちがいなくな る可能性があります。河和田川だけでなく、鞍谷川、浅水川、日野川とどんどん生態 系の破壊が進む可能性があります。 地元河和田の人たちはこれを心配し、情報収集や対策に動き始めました。さらにこ のことは鯖江市環境まちづくり委員会にも報告がされました。エコプラザとしても、 事態の推移を見ながら対応してゆきたいと思います。(井上) ---------------------┤イベント情報├--------------------- ■第2回「海岸の森づくりin北潟~自然観察とツバキの森づくり」 "森は海の恋人"さあ、あなたも早春の森で身体も心もリフレッシュ 日時:3月29日(土)9:00~15:00 *雨天時は午前のみ 場所:芦原町役場集合・受付け → 芦原町富津 北潟国有林へ移動 参加者:親子 一般市民 50名程度 参加費:300円 (あったか鍋もあるよ!) 持ち物:作業ができる服装、軍手、長靴、昼食、その他各自持参 主催:福井県フォレストサポーターの会 問合せ&申込み:芦原町農林水産課 Tel.0776-78-5111(内線163) ■リユース市開催! 第一回の今回は、福井大学の卒業生の不必要になる下宿用品を、新入生に格安で譲 り渡すということを目的としていますが、どなたでものぞきにお越し下さい。品物の 提供も受け付けています。 日時:4月5日(土)11:00~13:00、14:00~16:00 場所:福井大学食堂 ・冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、カラーBOX、ベット、棚など、50点ほど ・100円~1000円くらい 問い合わせ:福井大学ISO推進室 Tel.0776-23-0500(内線2845) reusefukui@mail.goo.ne.jp ■国際理解ワークショップ「戦争って何?平和って何?」 2003年度4月?8月までの上半期のベーステーマは「戦争、平和、人権」です。たく さんの人に参加していただき、さまざまな意見を出し合って、考えていきたいと思っ ています。難しい話をするつもりは全然ありませんので、お気軽に参加していただけ たらと思います。 日時:4月6日(日)13:00~15:00 場所:福井県県民会館5階会議室 参加費:100円 (資料代、会員は無料です) ※準備の都合上、できるだけ出欠のお返事をお願い致します。 ◇午前中は、福井東子ども劇場さんとのコラボ企画「小学校高学年を対象とした国際 理解ワークショップ」についての話し合い。興味のある方ならどなたでもどうぞ。 日時:4月6日(日)10:00~12:00 場所:県民会館5階交流ラウンジ 問合せ&申込み:World Studies 代表 山本康夫 yasu023@hotmail.com ■地球環境セミナー「平和な世界を子どもたちに」 今この星では深刻な環境破壊、飢餓、貧困、戦争などが頻発し、日本でもいじめや 不登校、自殺などさまざまな問題が身近に起こっています。私たちは今、平和な世界 に生きているでしょうか?他では聴けない、平和と環境をテーマにしたハーフデイセ ミナー。あなたにも、できることがきっと見つかります。 日時:4月6日(日)開場13:00 講演13:30~18:00(途中休憩あり) 第一部「平和な世界を子どもたちに」 第二部「生き方の発見」 会場:加賀市アビオシティホール(JR加賀温泉駅徒歩1分) 定員:300名 講師:NPOネットワーク「地球村」代表 高木善之氏 http://www.chikyumura.org/ 参加費:前売り2000円 当日2500円 託児あり(要予約) 主催:ネットワーク「地球村」加賀 問合せ:宮竹政広Tel.0761-75-1313 アビオシティ加賀Tel.0761-72-5545 ------------------------------------------------------ ■■水フォーラム 流域から平和が見える 第三回世界水フォーラムが、平和への祈りの中で幕を閉じた。流域諸国の対話と協 調を期して結んだ琵琶湖畔での約束が、国際社会に大河となって染みいるよう、なお さら願わずにはいられない。 二十一世紀が水争いの世紀になるのを防ごうと開かれた世界水フォーラムに、石油 をめぐる争いの時代とされた"二十世紀"が色濃く影を落としていた。だが、関係者 の来日中止も相次ぐ中で、百八十二カ国と地域から当初の予想の三倍という二万四千 人もの参加者が集まったのは、透明な水に託した平和への強い期待の表れだろう。 主催者である世界水会議のムハマド・アブザイド議長は閉会式で「皆さんは、平和 を探求するために残ってくれた」と出席者に呼びかけた。国連のアナン事務総長は「 水循環は世界を結束させるものでもある」というメッセージを寄せた。(中略) 国際的な水問題も、突き詰めれば上流と下流の水争いに集約される。川上で水を独 占すれば、川下は困り、怒りに満ちる。 フォーラムの成果を受けて「水の平和」を実現するには、水辺に生きる住民が、ま ず自らの責任で、目の前の水資源に対する開発や配分、衛生管理の技術を身につける ことが肝要だ。そして地域や国境をまたいだ流域全体を見渡しながら、水の統治状況 を公平に監視し続け、時には裁く国際機関の整備も急がれる。 途上国への安全な水供給を進めるため、民間資本も活用すべきだ。しかし、"白い 石油"と呼ばれるほどに命の水を資産扱いし過ぎると、貧富の溝をさらに深めて、新 たな国際紛争の火種にもなりかねない。ダム建設の是非も含めて、水資源の開発手法 については慎重な議論を続けることも必要だ。(3/25中日新聞社説) 第3回世界水フォーラム事務局プレスリリース http://www.world.water-forum3.com/jp/ ■■ワールドピースナウの呼びかけより(抜粋) ◇これ以上の怒りと恨みの連鎖を断ち切るために。 基本的人権を踏みにじるのが戦争。イラクでは湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾の 放射能による健康被害が数多く報告されており、その被爆者はこの先も増えつづける といわれています。長引く経済制裁によって慢性的な物資不足に苦しむ市民の中には 、本来なら治療できるような病気でも栄養失調や医薬品の不足によって命を落として いるのです。 このうえ、さらに武力攻撃が開始されれば再び劣化ウラン弾が使われるだけでなく 、あたかも最新兵器の実験場と化した戦争が繰り広げられることになり、そこで犠牲 になるのはまたもや子どもたち、女性、お年寄りといった普通の市民たちです。その ような攻撃に正義などというものがありえるでしょうか。そこには根深い差別がある のではないでしょうか。 富める者、権力のある者がその利潤を追求するために、他の人間の人権や命までも 容赦なく切り捨てる。日本の首脳たちは、そうした差別構造に取り込まれるかのよう にブッシュ政権に追随し、その一方で弱い者を虐げる政策を取り続けています。 私たちは、互いを尊敬しあい、人間らしい暮らしと平和な社会を実現するために、 多様な文化と価値観の尊重をアピールしましょう。 http://www.worldpeacenow.jp/ ------------------------------------------------------ □□ことばピックアップ:上遠恵子(「センス・オブ・ワンダー」翻訳者) 「平和ってどんなもの?」 戦争は最大の環境破壊、そして心の平和を奪うもの。 子どもたちに本当の平和を伝えたい。 心の中の平和を保つことは、自分ひとりの問題ではない。 環境を守り、育てることは、平和を伝えていくことにもなると深く強く思います。 (2001年のキープ協会エコロジーキャンプから) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆皆様からのフィードバック、情報提供をお待ちしています。 ☆ニュースのバックナンバーは下記ホームページで見ることが出来ます。 ☆このニュースを購読される方を是非ご紹介下さい。 ☆配信停止はこのメールに「配信不要」をペーストして返信して下さい。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 【発行】NPO法人鯖江市民活動交流センター内 エコプラザさばえ実行委員会 〒916-0024 鯖江市長泉寺町1-9-20 (朝10時?夜10時、日曜朝10時?夜7時、月曜・祝祭日休館) Tel.0778-54-8434 Fax.0778-54-7058 E-mail info@sabae-npo.org Web http://www.sabae-npo.org/ecoplaza/ (↑メールアドレス・ホームページアドレスが新しくなりました↑) 【編集】林 暁、白井純子、辻子裕二 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● エコプラザさばえメールニュース 第9号      2003年3月27日発行