□■■■□■■■□■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □■□□□■□□□■□■□ NPO法人エコプラザさばえ メールニュース  □ □■■■□■□□□■□■□ 第94号 2009年 9月10日 発行    □ □■□□□■□□□■□■□ 制作 エコプラザさばえ広報部会        □ □■■■□■■■□■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □巻頭のことば  ▽「高速道路無料化(怒)」 □エコプラザさばえ情報  ▽エコプラザさばえNOW(部会速報) □エコネットさばえ情報  ▽環境井戸端会議 9/25  ▽環境井戸端会議 10/8  ▽かんきょう市民大学 10/26  ▽環境シネマ「ALWAYS三丁目の夕日」 10/31 □環境講座(連載)『これだけは知っておくべきホタルの話』  ▽第4回 ホタルの生活史 □リレーエッセイ  ▽幸せのかたち  ▽森に想う 千年未来に結ぶ森づくり □□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□ □巻頭のことば□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□ ▽▽「高速道路無料化(怒)」▽▽  先日開催されました、「さばえ環境フェア2009」ではたくさんの会員の皆様に ご協力いただきましてありがとうございました。それぞれの担当やセクションに入っ てしまうと全体を見ることができないかもしれませんが、楽しいながらもしっかりと 中身のある内容で、来場された方々も環境の何かを掴んでお帰りになられたことと思 います。  主催は鯖江市と環境まちづくり委員会ですが、私たち(エコプラザさばえ)の役割 と使命は果たすことが出来たのではないかと存じます。  皆様に本当に感謝申し上げます。  さて、今年の夏は来たのか来ないのか分からないうちに過ぎ、もう秋風が吹き始め ています。新型インフルエンザも大変心配ではありますが、今回の私のテーマ(怒) は「高速道路無料化」です。  選挙も終わり、民主党に政権交代したわけですが、殊更環境についてはあまり議論 がなさすぎたと思います。  時の総理麻生さんは「低炭素革命」を唱えながら土日一律1,000円を導入しま した。民主党は2020年の温暖化ガス削減中期目標で1990年比マイナス25% の積極的な数値を掲げる一方で、「高速道路無料化」だそうです。どっちもどっちで 支離滅裂ではありますが、低炭素社会に向かう国の根本に関わる政策がこんなにムチ ャクチャというか、整合性がなくてもいいのかと思います。絵にかいたようなポピュ リズム(大衆迎合主義)ではないでしょうか。低炭素社会も25%削減も口先だけっ てことですかね。バカにするなと言いたい。  しかも高速道路だけではなく、例のガソリン等にかかる暫定税率を廃止して自動車 の燃費費も大幅に下げるとか。環境負荷の少ない公共交通への打撃は計り知れずCO2 の排出増も半端では済まないだろうと思いますね。  前回も書きましたが、取り返しのつかないことをしているように思えますね。誰が どう責任を取るのでしょうか。選んだ国民の責任でしょうか。一律1,000円と無 料化で競い合う政治家と、それでもどっちか選べと政権交代を叫ぶ選挙は喜劇的にし て限りなく悲しく思います。  私たちの声は届くのか? どう動くべきなのか? どうしようもないのか?  とても悩みます。  まずは、しっかりと施策を注視し、いろんなデータを分析していく中で考えていき たいと思います。 9月に入りました。食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋・・・・・色々ですが、お体 には充分留意され、益々のエコ活動に邁進されますことを願ってやみません。 今後ともよろしくお願い申し上げます。                               理事長 佐飛康央 □□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□ □エコプラザさばえ情報□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□ ▽▽エコプラザさばえNOW(部会速報)▽▽ 広報部会の今月の活動状況は、このメールニュース94号を発行と、エコネット通 信『冬号』の特集記事について部員内で提案し、検討を始めたところです。特集につ いてお楽しみにお待ち下さい。前回のメールニュース93号の発行が少し送れたこと と、リレーエッセイについて説明不足などで、ご迷惑をおかけしたことをお詫びいた します。メールニュースでは、会員の方からの投稿をお待ちしておりますので、どし どし投稿をお願いします。(友)  創新部会では環境にやさしい企業訪問「地球環境大作戦」を8月29日に実施しまし た。行き先は大阪府の森林組合・高槻森林観光センターに行きました。総勢44名が参 加し、大阪府の森林組合が取り組んでいる地球環境にやさしい緑のエコ企業としての 事業活動、木工加工所や今まで捨てられていた間伐材を利用して間伐ペレットを製造 し熱源を利用して温泉の経営と年間を通して原木しいたけの栽培に取り組んでいる事 の説明がありました。午後は親子で森の恵みを利用したクラフト作りや水鉄砲や竹馬 乗りにチャレンジし、楽しい一日を探索しました。次回の日程は10月17日(土)、植 樹を予定しています。参加者だけでなく会員のみなさんにも是非参加していただきた いと思います。(日)   □□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□ □エコネットさばえ情報□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□ ▽▽環境井戸端会議▽▽ テ ー マ:里山の鳥獣とわたしたちとのかかわり 日  時:平成21年9月25日(金)19:30〜21:00 会  場:エコネットさばえ 講  師:福井県自然環境課企画主査 西垣正男氏 参 加 費:無 料 定  員:30名 ▽▽環境井戸端会議▽▽ テ ー マ:新エネルギーについて 日  時:平成21年10月8日(木)19:30〜21:30 会  場:エコネットさばえ 講  師:宝泉和明氏(環境まちづくり委員会地球環境WG) 参 加 費:無 料 定  員:20名 ▽▽かんきょう市民大学▽▽ テ ー マ:「地球エコツアー」世界中の自然と環境”地球の今” 日  時:平成21年10月26日(月)19:00〜21:00 会  場:夢みらい館さばえ(電話0778-51-1722) 講  師:松本英揮氏(NPO法人 H-imagine代表) 参 加 費:無 料 定  員:80名 ▽▽環境シネマ「ALWAYS三丁目の夕日」▽▽ 内  容:昭和33年日本はけっして裕福ではなかったけれど、人々は明るくきらめ く”未来”に向かって懸命に生きていました。前年に着工された東京タワーを背景 に、下町に暮らす個性豊かな面々が織りなす感動と希望の物語。 日 にち:平成21年10月31日(日) 時  間:@10:30〜  A13:30〜 会  場:エコネットさばえ 参 加 費:無 料 定  員:先着30名 以上、問合せ  鯖江市環境教育支援センター(エコネットさばえ)  〒916-0033 鯖江市中野町73-11  TEL:0778(52)0050 FAX:0778(52)0909 □□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□ □環境講座(連載)『これだけは知っておくべきホタルの話』□■□□□□■□□□ ▽▽第4回 ホタルの生活史▽▽  さて、ホタルにとって、河畔林の他にも幾つかの必要な物があります。それは何で しょうか?  その前にホタルの一生を見てみたいと思います。  生物の生活するさまのことを「生態」と言います。  餌をとったり、交尾をしたりすることを言います。  また、生物の一生の生活のことを「生活史」と言います。  従って「生活史」とは、生物がどのような環境のもとで、それとどのような関わり を持ちながら、行動し、成長し、繁殖していくのかということなのです。  さて、話をホタルの生活史に戻します。  卵から孵った(かえった)幼虫は水中で暮らします。  餌はカワニナという小さな巻き貝です。  それを食べて大きくなり、春先に上陸します。  上陸して土の中へもぐり込み、小さな部屋をつくります。  これを土繭(つちまゆ)といいます。  そのなかで幼虫は蛹(さなぎ)になります。  蛹は6月になる成虫になります。そして土繭から出て夜空を飛び交います。  暗闇の中を点滅し交尾の相手を選びます。そして産卵です。  このように、いくつもの生息場所を変えて生活史をおくります。 ・・・次号に続きます。お楽しみに。 (次号へ続く)                      環境相環境カウンセラー                      1級ビオトープ一級管理士 井上哲夫 □□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□ □リレーエッセイ□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□ リレー形式での会員からのメッセージをお送りしています。 ▽▽幸せのかたち▽▽  先月ご指名の小嶋理事が、ご都合が悪くピンチヒッターの田辺が今月担当させてい ただきます。小嶋理事は、11月にはリレーエッセイを担当してくれます。  ある日1枚のチケットを渡されました。義理で参加した講演会での話が私の人生を 大きく変えました。美しい地球を子供たちにという大きな希望を持ちました。  そんななかで自分に出来ることから始めようということから、生ごみの堆肥化を兼 ねた畑仕事を始めたら、これがものすごく楽しくてすっかりはまってしまいました。 私の百姓のDNAが目覚めたのか、畑仕事は楽しくて仕方がないのであります。土と たわむれていると、時のたつのも忘れてしまいます。  そしてもう一つは水泳。5年ほどまえから始め、いつの間にか虜になりました。水 の中はいいですね。試合の時の飛び込み台の上に立ったときの緊張感が何とも言えま せん。たった数十秒の為に毎日老体にむち打って練習しています。  両方とも何故楽しいか、いろんな要因がありますが、やはりお友達、畑仕事をアド バイスしてくれる藤田理事をはじめとするお仲間たち、水泳も一緒に練習する仲間が いるからできるものです。 エコプラザの仲間たちもそうです、そんなすばらしい仲間たちにかこまれて幸せだ な〜て感じている毎日であります。どうぞそんな私をよろしくお願いします。 来月は、私が幸せになるきっかけを作ってくれた藤田理事にお願いします。                           理事  田辺久美子 ▽▽森に想う 千年未来に結ぶ森づくり▽▽ みなさん こんにちは。本年度より理事に就任する事になりました日野岡金治で す。 今回、私にお声が掛かりましたので、今心の中で想っている森の事について、書かせ ていただきます。  私たちの環境や暮らしを支える里地里山・森林は、近年局地的な集中豪雨や大型台 風、豪雪などにより、流木や倒木、被害本が森に散乱、ほとんど手付かすのまま放置 されているところも見受けられます。最近ではイノシシやカモシカ等の被害も発生し はじめ、先人が営々と築き上げて来た森と木の文化、農山村の営みは、いたるところ でほころびが目立ち始め、森林の荒廃と山村の崩壊が懸念される状況にあります。 先人が、川森里海の豊かな恵みとともに築き上げてきたふるさと「越の郷」。この郷 を未来に引き継ぎ、持続可能な地域にすることは、現在に生きる私たちの責務だと思 うのです。そこで私達は未来の森づくりを進め、多くの人にこのことを認識して行動 してもらうために、鯖江市をはじめ福井高専、JA、森林組合、企業、環境市民団 体、NPO、一般市民の賛同と協力をいただき、2008年5月に「越の郷地球環境 会議」を設立しました。  当会議の目標は、荒廃する里山の再生です。そして、二酸化炭素吸収、自然の生態 系の保全、治山治水、防災機能だけでなく、子どもたちが遊べる学校の森、生きてい る森、未来がある森づくりを目指しています。  活動の一環として、福井豪雨で被災したかわだの森(約40ha)の復興を目的とし て、10年かけて植栽を行う予定です。そのためには、20万本のどんぐり苗木が必要 であることから、小学校3年生の子どもたちに苗木を3年間育ててもらい、6年生に なった時点で卒業記念として植栽してもらうこととしています。  昨年は、森づくりの第一歩として、鯖江市内の全12小学校に出かけ、3年生の子ど もたちを対象に、どんぐりの森づくりと森の環境についての紙芝居を行い、理解を深 めてもらうとともに、近くの鎮守の森や里山でどんぐりを約1万個収穫しました。現 在児童たちは、どんぐりの赤ちゃんの子育て真っ最中です。  未来がおる森を作ること、皆さんの努力で森を変えること、これにより、子どもた ちが生き生きと変わってくると思います。  未来を信じ、美しい「越の郷」を目指した森を、子どもたちといっしょにつくりま せんか。                    理事 日野岡金治 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □(特)エコプラザさばえ□〒916-0033 鯖江市中野町73-11          □ □■■■□■■■□■■■□鯖江市環境教育支援センター(エコネットさばえ)内 □ □■□□□■□□□■□■□休館:毎週水曜,国民の祝日,年末年始      □ □■■■□■□□□■□■□夜間10時まで利用できます TEL&FAX:0778(54)8434 □ □■□□□■□□□■□■□info@ecoplaza-sabae.jp http://ecoplaza-sabae.jp □ □■■■□■■■□■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□